『大アジア思想活劇ーー仏教が結んだ、もうひとつの近代史』をnote に再掲載

版元のサンガ倒産で電書版を読めなくなったので、細かい加筆修正を施しつつ note に掲載していきたいと思います。よろしければお読みになってみて下さい。 note.com

Sallekha suttaṃ 「戒め」経 ※パーリ/和訳交互読誦のため改訳私案

Sallekha suttaṃサッレーカ スッタン「戒め」経1.Idha kho pana vo Cunda sallekho karaṇīyo:イダ コー パナ ヴォー チュンダ サッレーコー カラニーヨーさすればチュンダよ、かくのごとく戒むるべし。 pare vihiṃsakā bhavissanti, mayamettha avihiṃsakāパ…

日本テーラワーダ仏教協会事務局YouTubeチャンネルの登録者が3,500名を超えた!

www.youtube.com ようやく……次の目標は5,000名ですね。みなさんご協力お願いいたします。 慈悲の瞑想フルバージョン アルボムッレ・スマナサーラ長老【字幕テキスト付】 最新アップロードの「慈悲の瞑想フルバージョン」も好調です。こちらは100億再生をめざ…

カルロ・ロヴェッリもユヴァル・ノア・ハラリも「現代の仏典」だ! 時間は存在しない/21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考/世界哲学史1古代I知恵から愛知へ 仏弟子の仏教書話7【書評】

新年一本目の動画配信です。 カルロ・ロヴェッリもユヴァル・ノア・ハラリも「現代の仏典」だ! 時間は存在しない/21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考/世界哲学史1古代I知恵から愛知へ 仏弟子の仏教書話7【書評】 カルロ・ロヴェッリ『時間は存在…

HBOドラマ『チェルノブイリ(CHERNOBYL)』ぜひ観てほしい

1988年4月26日未明に起こったソ連・チェルノブイリ原発事故。未曽有の原子力災害と言われたこの事件をテーマにしたドラマシリーズ『チェルノブイリ(CHERNOBYL)』。すさまじい迫力の作品だった。 チェルノブイリ(CHERNOBYL) www.star-ch.jp スターチャン…

超オススメ新刊のお知らせ|アルボムッレ・スマナサーラ『ブッダに学ぶ ほんとうの禅語』(アルタープレス)

ちょうど一ヶ月先ですが、年が明けて2020年1月末にスマナサーラ長老の新刊『ブッダに学ぶ ほんとうの禅語』(アルタープレス)が出ます。11月末の予定が版元の都合で遅れたので、ようやくという感じ。 www.hanmoto.com ブッダに学ぶ ほんとうの禅語 作者:ア…

2019年の振り返り――スマナサーラ長老の初期仏教法話YouTube配信への傾注

改元(令和)もあった2019年の振り返りですが、本業の仏教書編集のほうは大きめの企画が2つ先送り(2020年出版予定)になったことでわりと出版数は少なめでした。単行本は…… 慈経/宝経/吉祥経 (初期仏教経典解説シリーズⅣ) 作者:アルボムッレ・スマナサー…

2019年第四回「ひじる仏教書大賞」を発表 佐藤厚『はじめての韓国仏教――歴史と現在』石井公成『東アジア仏教史』大谷栄一『日蓮主義とはなんだったのか――近代日本の思想水脈』法蔵館の三作品が受賞!

ご無沙汰しております。ついに大みそかになってしまいましたが、毎年恒例の企画をやりたいと思います。ブログ主がその年に読んだ仏教書のなかから、これは!と思う作品に贈る「ひじる仏教書大賞」、なんだ2019年かんだ言って四年目になりました。 2019年の「…

日蓮主義とはなんだったのか――近代日本の思想水脈 仏弟子の仏教書話3【書評】

仏教書の編集を仕事とするチャンネル主が仏教書を中心に本についてのあれこれをダラダラしゃべるYouTube企画。第3回は、大谷栄一先生の新刊『日蓮主義とはなんだったのか――近代日本の思想水脈』(講談社)について、関連書籍にも触れながらたっぷり話しまし…

サンガジャパン Vol.33 (2019summer) 特集「人間関係――人付き合いの悩みを解決する」/嫌われる勇気/謎の独立国家ソマリランド/他・関連書籍 仏弟子の仏教書話2

仏教書についてダラダラ話をするYouTube動画、更新しました。 サンガジャパン Vol.33 (2019summer) 特集「人間関係――人付き合いの悩みを解決する」/嫌われる勇気/謎の独立国家ソマリランド/他・関連書籍 仏弟子の仏教書話2【書評】 仏教書の編集を仕事と…

映画を通して知る韓国現代史 仏弟子の俗世間話その2/道徳ロボット+幸福な監視国家・中国 仏弟子の仏教書話1

星飛雄馬さんとの対談企画『仏弟子の俗世間話』その2では、映画を通して知る韓国現代史について話し合いました。 映画を通して知る韓国現代史 仏弟子の俗世間話その2 『タクシー運転手』『1987』など韓国映画の傑作を手がかりにして韓国現代史を学びます。…

拙稿「仏教とジレンマ」がスマナサーラ長老の単行本『道徳ロボット』に収録される

昨年12月刊行の『サンガジャパン Vol.31 特集:倫理――理性と信仰』の巻頭記事「仏教における倫理とは何か?」にて、スマナサーラ長老の前座的な役回りで「仏教とジレンマ」という文章(講演文字起こしのていの書下ろし)を寄稿しました。2018年10月11日に行…

消費税増税はなぜダメなのか? 仏弟子の俗世間話その1

YouTubeの番組(よもやま対談)始めました。 よろしければチャンネル登録もお願いします! 消費税増税はなぜダメなのか? 仏弟子の俗世間話その1 仏道実践や仏教書の編集を通じて知り合った二人の対談企画『佐藤哲朗&星飛雄馬 仏弟子の俗世間話』です。記…

『大アジア思想活劇』電書版あとがき(近代仏教史研究ブックガイド&関連論文ガイド)

2017年4月に刊行された大アジア思想活劇――仏教が結んだ、もうひとつの近代史 Kindle版の電書版目次です。noteに載せようと思ったんだけど、こういう書誌データ盛りだくさんのものはやっぱブログですね。2008年~2017年初頭の約10年に刊行された近代仏教史研…

平成から令和へ――日本におけるテーラワーダ仏教のこれから

1989年から2019年にかけての平成時代は、アルボムッレ・スマナサーラ長老(1945- )の日本における初期仏教伝道活動の期間とほぼ一致します。長老の活動を通じて、それまで小乗という侮蔑(反面としての原始仏教本流という畏怖)対象であったテーラワーダ仏…

新元号「令和」の出典は阿含経典で(も)ある!

出典は『万葉集』だと? ふふふ…… いくら趣向を凝らして #新元号 を作っても、お釈迦様の掌からは逃れられないぞ。 沙門瞿曇捨滅兩舌。不以此言壞亂於彼。 不以彼言壞亂於此。有諍訟者能令和合。 已和合者増其歡喜。有所言説不離和合。 誠實入心所言知時。 …

【提言】仏教行事を旧暦に戻そう――東アジア仏教世界の一体感を取り戻す

(本誌パティパダーの)編集作業がたけなわの二月五日(火)に旧暦の新年、旧正月を迎えました。最近は春節と呼ばれることが多いですね。中国はじめ韓国・台湾、中華系コミュニティのある国々、日本でも沖縄などでは旧暦の新年を盛大にお祝いします。 日本を…

2018年の仏教系その他お仕事回顧:佐藤哲朗名義のあれこれ

今年の回顧ネタ締めくくりに自分名義でやった仕事をまとめます。 死と輪廻―仏教から死を見つめ直す― (別冊サンガジャパンVol.4) 作者: 宮崎哲弥,南直哉,望月海慧,藤本晃,西澤卓美,佐藤哲朗,佐藤剛裕,浦崎雅代,大井玄,一条真也,佐々井秀嶺,中村圭志,田口ラン…

2018年の仏教系その他お仕事回顧:ダウンロード販売開始・プライムビデオ進出・YouTubeチャンネル開設

続いて日本テーラワーダ仏教協会の出版広報部門として2018年新たに始めた試みを備忘録的に書いておきたいと思います(公式ホームページのリニューアルも迫ってるんですけど、それはまた追々)。 STORES.jpでダウンロード販売ショップを開く j-theravada.stor…

2018年の仏教書お仕事回顧:スマナサーラ長老の単行本(原始書籍&電子書籍)

さて、今年もあと二日というタイミングで一年のお仕事を振り返ってみたいと思います。スマナサーラ長老の言葉を通してお釈迦さまの教えを世に広めることが自分の大使命なので、当然その成果物がメインになります。 日本テーラワーダ仏教協会の月刊機関誌『パ…

2018年第三回「ひじる仏教書大賞」を発表――『朝鮮思想全史』『神道・儒教・仏教――江戸思想史のなかの三教』がダブル受賞!

年の瀬となってまいりましたが、今年も「ひじる仏教書大賞」を発表したいと思います。賞と名付けているからには、自分が直接かかわった本を選んではいけないという倫理観で臨んだのですが、今年はとにかくスマナサーラ長老の『スッタニパータ 第五章「彼岸道…

馬場紀寿氏、『初期仏教 ブッダの思想を辿る』岩波新書における「布施」トンデモ語源説を撤回

去る9月13日のブログ記事にて、 naagita.hatenablog.com 馬場紀寿先生、ダーナの訳語である布施の「布」を「(衣の)布」のことだと断言してる。これ誤解じゃないのかな? と疑問を呈したTwitter書き込みを引用しました。 「布施」の件について辞書類を確認し…

インタビュー連載『ブッダの瞑想法――その実践と「気づき(sati)」の意味』完結

佼成出版社のウェブマガジン『ダーナネット』にブッダの瞑想法をテーマにしたインタビュー連載が載りました。4週連続で5回更新。誰かをインタビュー取材する仕事はけっこうやってきましたが、自分がされるのは初めてだったので、とても勉強になりました。 …

仏教の基本的概念”saṅkhāra(行)”の多義性と解釈をめぐるプラユキ・ナラテボー師との論争――というか通仏教的な定説にもとづく誤謬の指摘

プラユキ・ナラテボー師というお坊さんとTwitterで仏教の基本的概念である”saṅkhāra(行)”の解釈をめぐって論争(とまでは言えるかわかりませんが論争的なやり取り)をしました。 十二因縁の一支としてsaṅkhārā行を捉える場合はそのような説明も可能と思い…

大竹晋『大乗非仏説をこえて――大乗仏教は何のためにあるのか』国書刊行会を読んで。大乗仏教という「甘えん坊の放蕩息子」論

表題の本、献本いただき拝読しました。 大乗非仏説をこえて: 大乗仏教は何のためにあるのか 作者: 大竹晋 出版社/メーカー: 国書刊行会 発売日: 2018/08/25 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 基本的に良著と思います。情緒に流れず、しっかりし…

『日本宗教史のキーワード――近代主義を超えて』(大谷栄一、菊地暁、永岡崇 編著)慶應義塾大学出版会に「テーラワーダ仏教」を寄稿

お仕事の報告です。 猫の新しい枕です。『日本宗教史のキーワード――近代主義を超えて』(大谷 栄一 編著、菊地 暁 編著、永岡 崇 編著)慶應義塾大学出版会「テーラワーダ仏教」を寄稿しました。読んでね!https://t.co/506CvSORzf pic.twitter.com/o3hwnSfu…

馬場紀寿『初期仏教 ブッダの思想を辿る』岩波新書1735について。「布施」の語釈と、アレクサンドロス大王のインド遠征軍に同行したジャイナ教行者の話など

同じこといろんな場所に書く気力がない、ということでTwitterやFacebookにかまけてブログはさぼってますが、いくつか残しておきたいことが出てきたので書きます。 以下、馬場紀寿『初期仏教 ブッダの思想を辿る』岩波新書1735についてのTwitterメモ。「布施…

2017年の出版関係お仕事(スマナサーラ長老の書籍など……結局かなり盛りだくさん)

2017年に出た仏教書の振り返りもしようかなと思ったけど、とりあえず年内に挙げておくべき記事ということで、今年たずさわった出版関係お仕事(スマナサーラ長老の書籍編集など。協会機関誌『パティパダー』や施本制作は除く)を載せておきますね。 【電書】…

2017年第二回「ひじる仏教書大賞」を発表

はい。放逸に耽っている間に12月30日になってしまいましたが、昨年に引き続き、2017年第二回「ひじる仏教書大賞」を発表したいと思います。 … …… ……… ………… (゚∀゚)アヒャ ……… …… … 受賞作は、 星飛雄馬『60分でわかる!仏教書ガイド』 Kindle版,Evolving 60分…

吉村均『空海に学ぶ仏教入門』ちくま新書(2017年に読んだ仏教本より)

Twitterで書き散らしていた読書メモまとめ。その4は吉村均『空海に学ぶ仏教入門』ちくま新書です。 空海に学ぶ仏教入門 (ちくま新書) 作者: 吉村均 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2017/10/05 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 空海の教えに…