2018年の仏教系その他お仕事回顧:佐藤哲朗名義のあれこれ
今年の回顧ネタ締めくくりに自分名義でやった仕事をまとめます。
ほとんど再録記事ばかりで悪名高い?別冊サンガジャパンですが、Vol.4に
「アルボムッレ・スマナサーラ長老『ブッダの実践心理学』
特別講義 涅槃(ニッバーナ)について ダイジェスト版レポート」佐藤哲朗
を寄稿しました。長老がサンガくらぶで行った講義の前半部分をまとめています。
6月28日に開催されたトークイベント、第46回サンガくらぶ
今年、もっともうれしかった出来事の一つに違いありません。ほんと、苦労して本を出した甲斐があったというものです。上手に座談をアシストして下さった中村龍海先生に感謝。望外の企画を組んでくれたサンガ島影社長と佐藤編集長以下スタッフの皆様にも感謝。三宝からのご褒美のようです。当日の模様は有料配信されているので、興味のある方は『ブッダガヤ大菩提寺を巡る対話』(サンガmovie) | サンガ公式通販サイトからの購入をご検討ください。上のトレーラー動画からも雰囲気は伝わると思います。
すでに上記ブログで報告済みですが、8月末に拙稿「テーラワーダ仏教」の載った『日本宗教史のキーワード――近代主義を超えて』が刊行されました。
10月20日には、丸善京都本店での出版イベント「大谷栄一×菊地暁×永岡崇 <日本宗教史>をアップデートする!」にお邪魔して、吉永進一先生、大谷栄一先生はじめ編著者の皆様と歓談できたことはよい刺激となりました。
こちらも上記ブログ記事で報告済みですが、10月~11月にかけて佼成出版社のウェブマガジン『ダーナネット』にブッダの瞑想法をテーマにしたインタビュー連載が載りました。ありがたいことに、ダーナネットで今年読まれた記事第2位だったそうです。
今年読まれた記事第2位は…こちら!
— ダーナnet (@DANA__net) December 28, 2018
「いくら瞑想したって、怒るときは怒っちゃいますよ」「覚った人は、普通にニコニコして生きている」など、ハッとする名言がたくさん飛び出したインタビューでした。何度読み返しても発見がありますよ。https://t.co/WcVFVr3wn6
アクセス数アップに貢献できて幸いでした。それにしても……いくら立正佼成会系列とはいえ、自社広告すら一つも入っていないダーナネットのビジネスモデルは謎です。今度、編集者の方と会ったら勇気を出して聞いてみようと思います。
- 作者: アルボムッレ・スマナサーラ,南直哉,鄭雄一,永井均,ネルケ無方,末木文美士,佐々井秀嶺,田口ランディ,佐々涼子,島田啓介,鎌田東二,辻村優英,浦崎雅代,漁一吉,三砂慶明
- 出版社/メーカー: サンガ
- 発売日: 2018/12/25
- メディア: 単行本
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12月25日に刊行されたばかりの『サンガジャパン Vol.31 特集:倫理――理性と信仰』の巻頭記事「仏教における倫理とは何か?」で、スマナサーラ長老の前座的な役回りで「仏教とジレンマ」という文章(講演文字起こしのていの書下ろし)を寄稿しています。10月11日に行われた「第51回サンガくらぶ」でしゃべった内容がもとです。このイベントも有料配信されてますが、拙論のあら捜しをしたい人以外にはおススメできません。記事のさわりはこんな感じです。
一応、サンガさんも売り始めたばっかなのでスクショはここまで。手前味噌にも程がありますが、スマナサーラ長老のパートも含めれば特集記事のなかで一番面白いと思うので、ぜひ読んで、なんじゃこりゃ~となってもらえれば幸いです。
そんなこんなで、今年は自分の名前を出した仕事も多かったですね。来年はどうなるかわかりません。
2018年も「ひじる日々」をご愛読いただきありがとうございました。皆様がよい年を迎えられますようにと祈念いたします。
~生きとし生けるものが幸せでありますように~