「やる気」のエネルギー源
14:00より、スマナサーラ長老の月例講演会『「やる気」のエネルギー源〜挫折しないための「意志」と「動機付け」〜』会場の蔵前かやの木会館には、超満員の約100名が参集。当日のパワポ資料から抜粋すると……(ちょい加筆)。
- 正しく生きること、人格向上を本職で本当の目的であると理解しておけば、他の目的は副業で「達すれば悪くない」程度のことになります。
- どのようにでも、こころは伸びるものだと理解してください。
- 堕落すれば極悪人にもなるし、成長すれば解脱にも達するのです。
- 能力の制限は、殆ど寿命で決まるのです(死ぬまで成長できるという事)。
- 寿命は短いので、人生には「目的の選択」が必要です。
- 「正しく生きること、人格向上」を目的に定めたならば、他の希望はきれいさっぱりカットすることです。
- すべての不善心所はこころを堕落する、堅くするのです。
- 不善心所は、痴、無慚、無愧、悼挙、欲、見(解)、慢、瞋、嫉妬、物惜しみ、後悔、惽沈、睡眠、疑の14です。
- これらが自分を支配しないようにと気をつけるとこころは柔軟になるのです。
- 善心所は25ありますが、省略いたします。
- 善心所の共通処を纏めると、明るさ、喜びを感じること、こころの軽さなどです。柔軟性も善心所です。
- 常に明るく、ポジティブで、楽しみを感じながら、生きることで人生の問題は解決します。
- 慈しみは生きるために強烈なパワーになります。
- 世間の話には乗らないことです。
- 普遍的にものごとを観察することです。
- 例えば、人が何を言ってもそれは主観的で一方的な意見に過ぎないのです。
- 皆、貪瞋痴に覆われているにも関わらず、世直しのことを語るのです。当てにならないのです。
- 一切は無常で常に変化する。止まらない。
- ですから、物事に固執しないこと。執着もほどほどにということです。
- 仏陀の教えを自分の人生論、生きる哲学にしておけば、完全に安全です。
- 弱い自分には仏陀の期待に十分応えることができなくても、安全は安全なのです。
- 俗世間では失敗することはなくなります。
- 怠けを砕いて精進を始めたら、「生きる力、精神力」は問題にならないのです。
- 火の玉に例えてください。小さな火の玉が燃えるものに出会えばいくらでも大きくなる。
- 人生は常に、ナンストップで精進なので、力が沸いて来ます。
- 歩く瞑想などで集中力を増やすことも可能です。
〜生きとし生けるものが幸せでありますように〜