環太平洋の物語
帰りがけに新宿の書店に寄ったら、紀伊国屋書店本店やジュンク堂で『大アジア思想活劇』が平積み(仏教書コーナーだけど)されていた。相変わらずスマナサーラ長老の本もたくさん置いてあって、仏教書を探しに行っても目に入るのは知っている本ばかり……というのはある意味すごい。
- 作者: 佐藤哲朗
- 出版社/メーカー: サンガ
- 発売日: 2008/09/01
- メディア: 単行本
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夕方にamazon.co.jpを見たら、『大アジア思想活劇』が1300位台まで上がっていた。22時13分現在1,607位。
書店でふと思ったことだが、『テロと救済の原理主義』 (新潮選書)でオンブック版のアジ活を大きく取り上げてくれた小川忠氏にせよ、今回読売で書評を書いてくれた佐藤卓己氏にせよ、けっこう「日米関係」とゆーフレームをこれからどうしていけばいいのか?という問題意識を持っている識者のような気がする。
大アジア思想活劇は、「アジア」と言いながらも重要なプレーヤーとして登場するのはアメリカ人仏教徒のオルコット大佐だったりするので、実際には「環太平洋の物語」なんだよね。1893年のシカゴ万国宗教大会は大きな山場だし、ダルマパーラの活動をほぼ唯一の大パトロンとして支えたフォスター夫人も、滅びゆくハワイ王家の女性だったわけだし。その辺もまた、これから勉強。
- 作者: 小川忠
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/06
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- 作者: 佐藤卓己
- 出版社/メーカー: 新潮社
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〜生きとし生けるものに悟りの光が現れますように〜