備忘録/gradationbooks

最近読んだ、取り寄せた本。

白隠禅師法語全集〈第9冊〉遠羅天釜―上・中・下・続集

白隠禅師法語全集〈第9冊〉遠羅天釜―上・中・下・続集

白隠禅師法語全集〈第9冊〉遠羅天釜―上・中・下・続集
作者: 白隠 慧鶴, 訳注: 芳澤 勝弘
出版社: 禅文化研究所
春秋社版を持っているが、禅文化研究所版も買ってしまった。第二版で資料としての信頼度もアップ。

反貧困―「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書)

反貧困―「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書)

反貧困―「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書 新赤版 1124)
作者: 湯浅 誠
出版社: 岩波書店
購入。未読。

隠された皇室人脈―憲法九条はクリスチャンがつくったのか!? (講談社+α新書 (396-1C))
作者: 園田 義明
出版社: 講談社
文章がしっちゃかめっちゃかだが、テーマが重いのでわざとそうしたのだろうか。参考文献にも出ていない関連書を偶然何冊か読んでいたので大体の内容は飲み込めた。廃仏毀釈後の近代日本で天皇家の周りを埋めたのはクリスチャン人脈であり、昭和天皇もそれを是認していた。今上天皇の后(美智子后)がカトリック家庭から迎えられたのも、一種の「政略結婚」だったという、誰でも調べればわかる事実を素直に指摘している。明治維新の「負け組」武士階級はだいたいキリスト教を通過した。彼らは別に宗教で国をのっとろうとしたわけではなく、むしろ狂信的な国家主義者たちの魔の手から天皇を守るために尽力した。そのあたりを正当に評価する言説はあまりなかったので、画期的かもしれない。

追記:本書の構成が「しちゃかめっちゃか」なのは出版社サイドの意向もあったようで、その裏話や、(本書を読んでもイマイチわからない)クスノキと楠木正成云々についての詳しい論考はご本人のサイトに掲載されている。併せて読まれるといいと思う。

鎌倉幕府の転換点―『吾妻鏡』を読みなおす (NHKブックス)

鎌倉幕府の転換点―『吾妻鏡』を読みなおす (NHKブックス)

鎌倉幕府の転換点―『吾妻鏡』を読みなおす (NHKブックス)
作者: 永井 晋
出版社: 日本放送出版協会
図書館で取り寄せ。

あの猿を見よ―江戸佯狂伝

あの猿を見よ―江戸佯狂伝

あの猿を見よ―江戸佯狂伝
作者: 草森 紳一
出版社: 新人物往来社
図書館で取り寄せ。浅羽通明氏の『流行神』で紹介されていた。

こういう本の備忘録づくりに便利なサービスができた。

おためしあれ。

〜生きとし生けるものが幸せでありますように〜