中山晴夫さんの葬儀

仏報ウォッチリスト2007-01-11中山書房仏書林店主、中山晴夫さんの逝去を知る。護国寺での告別式に参列した。スマナサーラ長老のデビュー作である『知恵のこころ 上座仏教入門』(1996 鈴木一生氏との共著扱い)の版元は中山書房である。2003年に僕が協会の出版部門を担当するようになってからも、江原通子さんにご紹介いただいて協会の新刊が出るたびにご挨拶に伺った。不自由な身体でお店に出る中山さんをお二人の娘さんが支えてらっしゃる姿が印象的だった。寺院と市井の人々を結ぶ小冊子『仏教の生活』を刊行し続けたことをはじめ、戦後の仏教復興を支えた中山さんの功績は大きい。「ライバル誌」である『大法輪』にも、中山さんの追悼記事が載るそうだ。大きな人物を亡くしたと思う。

〜生きとし生けるものが幸せでありますように〜