オクシタニア/香港ロジ
- 作者: 佐藤賢一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/08/18
- メディア: 文庫
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休日。10日夜から11日朝まで寝転がって、佐藤賢一の『オクシタニア』(上・下)読了。13世紀南仏オクシタニアに花開いた“異端”カタリ派をめぐる歴史小説。こういうノリの小説読むのは石川淳の『至福千年』asin:B000J7BWZ6。『オクシタニア』の方が陽性だし、もしかすっと含蓄も深いかなと思った。カタリ派やそのルーツとされるマニ教については、西欧で酷い目に遭った遠ぉぉぉい親戚とゆー気がして何となく気になっている。未だに西欧キリスト教文化圏の知識人にとっては「マニ教」って負のアイコンの役割を果たしているみたい。911以降の対テロ戦争が「マニ教的世界観」とのアナロジーで語られてたりもする。そのへんのトラウマはなかなか興味深い。果たして『オクシタニア』みたいなテーマで娯楽小説が書けるものなんでしょうか?ヨーロッパでは。それこそかなり重苦しい小説になりそうな気がするけど。佐藤賢一気に入ったわ。他のも読んでみよっと。
夕食はrjミーティングのあと、奥ちゃんと渋谷で待ち合わせて香港ロジへ。何もかもウマー。日本に中国系の人が増えて治安がどーの犯罪がどーのとネガティブなことばかり取りざたされるけど、中華料理の店の種類がものすごく増えたことは良い影響だと思う。日常の恩恵とゆーのは気がつかないものだね。
パティパダー入稿に備えて朝まで広告ページ作成。ゴータミー精舎には山形でお世話になったH和尚が逗留されていた。お年賀に猫三味線の手ぬぐいを贈呈。
〜生きとし生けるものが幸せでありますように〜