ブッダの光明と人間の暗闇4
18:30よりスマナサーラ長老の朝日カルチャー初期仏教入門『ブッダの光明と人間の暗闇』第四回。毎度のことながら、超高密度な2時間だった。
講義の目次
- 主義に捕らわれない〜正見〜sammaa diTThi
- 道徳的生き方
- 無常の見方
- 苦の見方
- 無我の見方
- 現実的な生き方と時間論
- 向上心
そのうち、(3)無常の見方の講義資料より
- 見方というものが何もないと、全ての行動はたちまちストップになる。
- しかし、見解・偏見は、不幸・争い・無知の原因になるので、禁止でしょう。
- 無常を「見方」として使用すると智慧が芽を出してきます。
- 無常だからこそ一切が成り立っている。
- 無常でないと「私も生きている」と言えない。
- 宇宙も動植物も変わることで成り立っている。
- 変わることは止まらない。
- 楽しみも、悲しみも、成功も、失敗も、努力が実ることも、無常だからあり得る、成り立つ。
- 楽しいと思った現象が変わって欲しくない、と思う愚か者は苦しむ。
- 嫌だと思う現象(当然消えるものです)を、愚か者は怒りで破壊しようとして苦しむ。
- 仏教の人は良いものに執着することもなく、悪いものに怒ることもなく、冷静に無常の流れの中に生きる。
- 自分も他も(内と外)同じスピードで変わるので、「自我という幻覚」がなくなってとても楽になる。
- 我々が思う「楽」と、仏教の「楽」は質が違います。仏教の「楽」は続くものです。
- 無常の見方はとても優れた生き方なのです。
毎日念じれば、きっと頭がクリアになって元気になることでしょう。
もっと知りたい人は……
無常の見方 「聖なる真理」と「私」の幸福 お釈迦さまが教えたこと1
- 作者: アルボムッレスマナサーラ,Alubomulle Sumanasara
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〜生きとし生けるものが幸せでありますように〜