「家族」をつくる

「家族」をつくる―養育里親という生き方 (中公新書ラクレ)

「家族」をつくる―養育里親という生き方 (中公新書ラクレ)

図書館で資料調べのついでに借りた『「家族」をつくる 養育里親という生き方』。里親制度や養子縁組制度の現実や運用の難しさ、里親たちが抱える苦悩が淡々と明らかにされていくが、何よりも養育対象となる子供たちの過酷な生い立ちに絶句させられた。涙が出てきた。この本はひとりでも多くの人に読まれるべきだ。取材対象となった里親の方々はどうもクリスチャンが多いよう。これは全体の傾向なのか、著者のコネクションによるものなのか分からないが興味深いポイント。