タカダワタル的

下高井戸シネマタカダワタル的を観た。なんだかやけに音楽づいている。吉祥寺界隈で時おり酔っ払った彼とすれ違ったことはあったが、生前に一度だけ生で歌を聴いたことがある。大島保克さんのライブにゲストで数曲歌っていたのだが、あまりの迫力に実力者の大島さんが完全に食われてしまっていた。何だかものすごい存在感だった。すごい、すごい、という記憶だけがずっと反復していたのだけど、この映画を通じて、高田渡さんは、なんとリリカルな人だっんだろうと思い、不覚にも涙が出た。映画本編は禁欲的なまでにコンパクトにまとまっているが、DVDには特典映像がてんこ盛りとのこと。買ってしまいそう。

〜生きとし生けるものが幸せでありますように〜