備忘

オフ。夜、渋谷で美女と会食。世の中にはきれいな人っているものだ。
ここ数日、気疲れすることが続いたけど、すーっと心が洗われた。

読んだ本をメモしておく。

テレビと宗教―オウム以後を問い直す (中公新書ラクレ)

テレビと宗教―オウム以後を問い直す (中公新書ラクレ)

テレビと宗教―オウム以後を問い直す (中公新書ラクレ 293)
作者: 石井 研士
出版社: 中央公論新社

 生活のなかで宗教と接触する機会が急速に減少している。日常生活から宗教性が消えていき、他方で宗教団体に対する拒否感がますます強くなるなかで、テレビは日常的に宗教に関する情報を国民に提供している唯一といっていい社会制度となったのである。
(はじめに より)

こういう問題意識の本がテレビ衰退期にようやく書かれたのは、ミネルヴァの梟は何とやらだね。第四章:「テレビと宗教関連番組の六〇年史」あたり、けっこう勉強になる。

信じない人のための「法華経」講座 (文春新書)

信じない人のための「法華経」講座 (文春新書)

信じない人のための〈法華経〉講座 (文春新書 656)
作者: 中村 圭志
出版社: 文藝春秋

宗教学者の手による、誰に向かって書いているのかイマイチわからん法華経概説書。法華経の筋を気楽にざっと追うには悪くないかな。でも法華経の万人救済思想を論じたくだりで、

 救済が欲しければまずはちゃんとした日常生活から、という冷静な知識人のコメントは――解脱が欲しければ四諦八正道を守りなさいという伝統教団のコメントとともに――、パンがなければお菓子を食べればよいというマリー・アントワネットの見解にちょっと似たところがあります(カッコ内略)。パンであれ、お菓子であれ、「食べればよい」という問題ではなく、それを誰かが支給してくれないことには、どうにもならないということがあるのです。
(170ページ)

というのは意味不明。ぜんぜん似てないと思います(苦笑)。

おこりんぼさびしんぼ (廣済堂文庫)

おこりんぼさびしんぼ (廣済堂文庫)

おこりんぼさびしんぼ (廣済堂文庫 ヤ 8-1)
作者: 山城 新伍
出版社: 廣済堂出版

吉田豪氏の尽力で復刊されたタレント本の傑作。若山富三郎&勝新太郎兄弟との思い出話。読ませる。「昭和」好きなら必読だ。


〜生きとし生けるものに悟りの光が現れますように〜