江戸しぐさ/グーグル八分

マンガ版「江戸しぐさ」入門―イキで素直にカッコよく

マンガ版「江戸しぐさ」入門―イキで素直にカッコよく

ずいぶん息の長い啓蒙活動の結果、ブームになっているらしい「江戸しぐさ」の解説本。wikipediaによれば、

江戸しぐさ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

江戸しぐさ(えどしぐさ)は日本における江戸期の商人の生活哲学・商人道。しぐさは仕草ではなく思草と表記する。もともと商人(あきんど)しぐさ、繁盛しぐさといわれ多岐にわたる項目が口伝により受け継がれたという。現代の世相に鑑み江戸人の知恵を今に生かそうという観点から教育界・宗教界の一部で注目され始めている。商家に伝わる門外不出の未公開の処世術あるいは、倫理観、道徳律、約束事ともいうべきものであろうが、未公開かつ口伝であったことから正確たる文書は現存せず芝三光(しば・みつあきら)(本名=小林和雄)とその後継者により普及されてきた。評論家の牛島靖彦によればそもそも商人(あきんど)しぐさを「江戸しぐさ」と命名したのは、芝三光であるという。

主なしぐさ

  • 往来しぐさ・傘かしげ、こぶし腰浮かせ、肩引き
  • 三脱の教え・肩書きで人を見ることなかれ
  • 時泥棒・断りなく相手を訪問し、または、約束の時間に遅れるなどで相手の時間を奪うのは重い罪にあたる

一読して、すぐに実践したくなるような素敵な生活思想だと思った……けれど、どこまでホントに江戸由来なんだろうか?

教育現場で使われたり公共広告機構のCMで使われたり、伝統創造の既成事実化は進んでるようだ。現代陽明学派?の影響も見え隠れして、ちょっと気になるな。

越川禮子さんの連載「江戸しぐさ」(朝日マリオン・コム)に大まかなところが紹介されている。

グーグル八分とは何か

グーグル八分とは何か

話題のグーグル八分について解説した本。「悪徳商法マニアックス」の活動のなかで、グーグルと関わる部分をピックアップした「閻魔帳」という感じかな。読みやすくて問題点がスマートにまとまっている。良い本だと思う。しかし本書を読んだあとで色々検索してみると、「Google八分、知ってますか?」眞鍋かをりが“国策検索”アピールとかひっかかってきて、目が点になった。

〜生きとし生けるものが幸せでありますように〜