安倍晋三と炎の行者

週刊文春
2006年 9月28日号 / 9月20日発売 定価320円(本体305円)
今週の特集
安倍晋三と炎の行者 池口恵観法主独占3時間
深夜に密談。清原、金本が信奉する大阿闍梨を心のブレーンとして

鹿児島市の烏帽子山最福寺法主である池口恵観師(真言宗 江ノ島大師でも護摩行されてます)と安倍晋三自由民主党総裁(間もなく日本国首相)との関係についての記事。二人は月に一回会合する仲で、池口師は小泉首相のことも祈願してたとか。安倍さんとゆーと、統一教会との関係(参照記事:弁護士紀藤正樹のLINC TOP NEWS−BLOG版)が取り沙汰されてきましたが、池口師にも師事してたのね。池口師といえば、スポーツ選手に帰依者が多いことで知られているが、マスコミ業界的にはノンフィクション作家家田荘子さん(近畿三十六不動尊霊場会の大先達だとか…)が彼のところで一時出家したことも話題になった。政治的には1961年に起きた旧軍関係者によるクーデター未遂事件「三無事件」に連座したことでも有名。三無事件をテーマにした小説『革命』大野芳(祥伝社 2001年)にも登場しており、泥縄的なクーデター計画の渦中で動揺する池口師の姿もリアルに描かれている。文春記事の中では池口師と北朝鮮のよど号ハイジャック犯(日本赤軍)との交流にも触れている。池口師はイデオロギーに囚われず清濁併せ呑むガハハな宗教家という感じだが、批判的な人々からは安倍政権の「ダーティさ」の傍証としてあちこちで引用されそうな話だ。
追伸:真言宗といや民主党菅直人さんも一生懸命四国お遍路してたけど、池口師の迫力にはちょっと敵いそうにないなぁ。まぁ、安倍さん本人はお遍路する体力なさそうだけど……。

革命 よくわかる仏事の本 真言宗 阿字―衆生救護に生きる沙門その波乱に満ちた軌跡。炎の行者・池口恵観自伝 般若心経・続経教則?誰でも般若心経が唱えられる

〜生きとし生けるものが幸せでありますように〜