「生命38億年スペシャル」放映される

25日PM9:00から、TBS系全国ネットで『生命38億年スペシャル 人間とは何だ?!V』が放映されました。スマナサーラ長老の出番は10時過ぎからで、実質放映時間は9分程でしたね。しかし養老先生が「脳化社会への答え」として打ち出した3時間の番組中、具体的な処方箋として目立っていたのは、スマナサーラ長老によるヴィパッサナー瞑想のレクチャーの箇所(「4.日本人の脳と瞑想」)でしたから、なかなかインパクトはあったのではないでしょうか?

「日本人の心」が何たらと言ったって、結局普遍的な内容がいちばん強いんですね。

番組全体を見ても、後半はかなり仏教を前面に打ち出していて山口達也さんのラダックレポートなんかもすごく好感持てました(長瀬智也主演のドラマ「まる。」はずっこけた)。宮沢賢治の詩に繋げて「死を受け入れる」末期がん患者家族の姿を追ったエンディングもなかなか感動的でした。

しかし3日間まるまる収録に費やし、延べ数十名のスタッフを動員して撮った素材を、極度に単純化されたメッセージにまで絞り込んで数分間で流すテレビという媒体は、なかなか大変なものだなぁと思いました。今日開催されたスマナサーラ長老のヴィパッサナー瞑想会でも、さっそく番組の内容にちなんだお話が出ましたので、速記録を表ページに載せました。(こちら

〜生きとし生けるものが幸せでありますように〜