「初期仏教から見た震災と慰霊」〜日本仏教「再仏教化」への提言〜

 
『サンガジャパン』Vol.11(2012Autumn) に、「初期仏教から見た震災と慰霊」――日本仏教「再仏教化」への提言 を寄稿しました。

サンガジャパン Vol.11(2012Autumn)

サンガジャパン Vol.11(2012Autumn)

 
去る七月一日、日本印度学仏教学会の第63回学術大会パネル「震災と仏教」に出席しました。昨年三月十一日から続く東日本大震災にまつわる末木文美士先生と私のネット上の論争を契機として実現したパネルです。そういう意味では、印仏学会史上でも異色の催しだったのではないかと思います。
 
パネルの概要については、コーディネーターをされた師茂樹先生の「パネル「震災と仏教」開催趣旨・問題提起」をお読み頂ければと存じます。
 
また、末木文美士先生の新刊『現代仏教論』新潮新書,2012 第一章「震災から仏教を考える」には論争の契機となった論考やパネル「震災と仏教」における末木氏の発表要旨「震災から日本の仏教を考える」が収録されています。
 
現代仏教論 (新潮新書)

現代仏教論 (新潮新書)

  
当日は師茂樹先生、末木文美士、北條勝貴先生、石井公成先生(順不同)という錚々たるメンバーに混じって話をさせてもらいました。
 
『サンガジャパン』Vol.11(2012Autumn) に掲載した拙稿は、当日の発表原稿に最低限加筆したものです。
  
パネルの全体から自分の発表だけ抜き出して全体を判断されるとよくないと思いますが、現代日本における仏教の語られ方の問題点について常日頃考えていることをまとめたものなので、ご寛恕いただければと存じます。
 
〜生きとし生けるものが幸せでありますように〜