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2010年上半期に出たスマナサーラ長老の本(その2)

2010-07-02 2010年上半期に出たスマナサーラ長老の本(その1)の続きです。


幻想を超えて

幻想を超えて

6月:幻想を超えて(夢枕獏との共著、サンガ)

作家・夢枕獏氏との対談。

私はきょう、「ミリンダ王の問い」になぞらえて、私がミリンダ王で、長老にナーガセーナ尊者の役をやっていただいて、ひとつ、胸をかりる気持ちでいろいろ仏教について質問させてもらおうと思ってきました。

このような夢枕氏の姿勢にも助けられて、一冊を通して、初期仏教のバックグラウンドから生命観、修行論までを見通せる好著に仕上がった。第一部「仏教とエロス」ではお互いの自己紹介から、世界宗教としての仏教の特色を明らかにし、第二部「天才ブッダ」では仏教誕生の背景となった古代インドの社会・思想状況を振り返って、ブッダの卓越性を強調する。第三部「自爆する般若心経」では代表的な大乗経典である『般若心経』の欠陥を喝破し、第四部「生命の葛藤」では釣りを趣味とする夢枕氏に仏教の生命観の基礎である平等と慈しみを静かに説く。第五部「心・物質・生命」は、心とは何か?という仏教の核心をレクチャー。第六部「悟りへの挑戦」は悟りと言語表現の問題、悟りの階梯を扱う。第七部「「私」をめぐる謎」は前章を引き継いでの「無我」についての説法。第八部「ブッダの姿」で、仏教における出家とは何か?が語られたところで、2010年代日本版『ミリンダ王の問い』は幕を閉じる。


番外


サンガジャパン vol.1 特集:瞑想とは何か

サンガジャパン vol.1 特集:瞑想とは何か

3月:サンガジャパン Vol.1(2010Spring)

単行本ではないが『サンガジャパン』は、スマナサーラ長老の著作を数多く刊行している株式会社サンガが満を持して出した、「仏教」を前面に押し出した季刊誌。第一号は巻頭に、長老の講演録「ビジネスリーダーの人間力」を収録。【特集】「瞑想とは何か」にも、ヴィパッサナー冥想のアウトラインを紹介した記事「How to メディテーション 初期仏教の瞑想とは」が載っている。付録DVDもスマナサーラ長老の講演録。まさに、長老におんぶにだっこの創刊号(笑)


サンガジャパン Vol.2(2010Summer)

サンガジャパン Vol.2(2010Summer)

6月:サンガジャパン Vol.2(2010Summer)

『サンガジャパン』第二号は特集が「がんばれ日本仏教」ということだが、やはり長老のインタビュー『「生きること」に必要とされる本来の仏教の姿へ』が載っている。また、付録DVDは4月23日に開催された『サンガジャパン』創刊記念講演会(スマナサーラ長老×島田裕巳×釈徹宗)。第一号に比べればスマナサーラ長老色は薄いものの、日本テーラワーダ仏教協会のコーサッラ西澤師のインタビューが載っていたり、日本仏教特集といいつつ、テーラワーダ色はけっこう強い。ちなみに、私(佐藤哲朗)もパーリ三蔵を読むなんちゃらという連載をしており、今回は律蔵を弄った。


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