三省堂本店講演「怒らないこと」
- 作者: アルボムッレスマナサーラ
- 出版社/メーカー: サンガ
- 発売日: 2006/07/18
- メディア: 新書
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#jtba スマナサーラ長老、三省堂本店講演会「怒らないこと」耳に残った言葉をつぶやきます。
posted at 18:36:07
#jtba 長老:私たちは本音では「私こそ正しい」という態度で生きている。しかし他人がそれを言ったら、頭がおかしくなってると思う。
posted at 18:37:33
#jtba 長老:私たちは自分の病気を隠して生きている。怒りがこみ上げてくる時には「自分が正しい」と思っているのです。その前提がないと怒れないのです。 http://yfrog.com/1eh75wj
posted at 18:40:02
#jtba 長老:我々はよく理由のない怒りに取り付かれる。ものに怒ったり、世の中はどうしようもないと思ったり。それ最も怖い怒り。我こそは正しいという気持ちが最大になっている。
posted at 18:42:07
#jtba 長老:世の中に対して、特別の相手がいない怒りを持つ。それは自己制御がきかない。気を付けた方がいい。西洋では怒ることが正しいと思っている。これは根深い問題。
posted at 18:44:37
#jtba 長老:ですから、まず怒りを分析して観察しないといけない。自分におこる場合も、他人に怒る場合も、自分こそ正しいと思っている。さらに雨が降ったからと言って怒る。それが一番危険。
posted at 18:46:49
#jtba 長老:我々は四六時中ニコニコできるわけではない。しかし何となく怒ることに気を付けておけば、完全に怒らない人間になれる。
posted at 18:48:13
#jtba 長老:他宗教の神は全知全能というが、いつも怒っている。それは当たり前。自分がつくった生命がまったく自分の思い通りにならない。腹が立つでしょう。思い通りにならないんだから、自分がつくった訳ではないのでは？と考えればいいのに神にはそこまで観察力がない。
posted at 18:50:45
#jtba 長老:我々が怒るときも、世界は自分の思い通りになるべきだと思っている。全知全能気分でいる。そうなると神と同じく、怒り憎しみの塊になって生きることになる。
posted at 18:52:07
#jtba 長老:解決法は簡単です。電車に乗り遅れても、ニコッと笑えるならば、それえ性格が治る。自分の希望どおりには何一つも行かないんだよと、ふざけて笑ってやり過ごせるならば。
posted at 18:55:22
#jtba 長老:嫌なことに直面してもちょっとふざけてしまう。怒りがこみ上げてくることは自分で漫才にして明るさの原因にする。周りも笑ってしまうくらいに。そうすればすごく気楽に生きられる。世の中は怒りで生きている。特に西洋社会は怒りを原動力にしている。
posted at 18:59:18
#jtba 長老:怒りを中心に世界が回っている。それみんな苦しんでいるのに。
posted at 19:00:09
#jtba 長老:自信ありすぎ、というには怒りの性格。怒りで生きている。高慢さというのは、自分が偉いということ。その人は怒りで燃えて生きることになる。この世界で自信満々でいられるわけがない。一見ニコニコしている自信満々の人も怒りの衝動で生きている。
posted at 19:03:12
#jtba 長老:皆さんどう思ってるか判りませんが、アメリカは人々が対立することを生き甲斐にしている。アジアにわざわざ争いの種をまく。宗教で怒りが悪いと言っているのは恐らく仏教だけ。ジハード、聖戦の思想はイスラムだけではなくどの宗教にもある。
posted at 19:05:59
#jtba 長老:人が10人いれば、考え方も10通りでしょう。なぜ自分だけが正しいと言えるのか。謙虚でいること、相手の人権を守ること、それの何がいけないのでしょうか？ 我々の言語で命令形はあってはならない。
posted at 19:08:30
#jtba 長老:仏教の戒律でも命令形は使っていない。殺すなかれ、ではなく、殺さない方があなた方の幸福のためにはいいんじゃない？ と問いかける。ふだん日本語使う場合もそのポイントきをつけてください。
posted at 19:10:19
#jtba 長老:普段から優しい言葉を使っていると、自分の性格も優しくなる。命令されると誰でも嫌な気分になる。人権侵害されていると思う。生命は無知だから自分が正しいと思っている。それなのに命令されたら、、、。他人に命令することは相手が持っている手榴弾のピンを抜くこと。
posted at 19:14:31
#jtba 長老:周りもみな被害を受ける。怒りというのは、怒っている自分が先にダメージを受ける。怒りによって細胞が変化する。ガンの人を調べてみると人当たりがいい人でも、どうでもいいことに怒ったりする。そういう性格は危険。
posted at 19:16:34
#jtba 長老:脳の開発のために必要な栄養は、喜び、楽しみ。怒りは脳に纏足するようなもの。
posted at 19:17:49
#jtba 長老:人は怒りで動けます。でもあれは苦しくてもがいているだけ。危険なのはわざと敵をつくる。ライバルがいないと元気になれないとか。学校でもライバル意識をうつけてわざと怒りを駆り立てる。わざわざ不幸な人間を作る。悔しさ怒りで勉強しても脳の開発にならない。
posted at 19:20:39
#jtba 長老:怒りで脳が萎縮していると、アイデアが出てこない。日本も経済危機に何の対策を取れなかった。日本の政治家はすぐれた知識人だが、問題が起きたらその場で解決できないならば、仏教では頭がいいとは言わない。
posted at 19:23:55
#jtba 長老:落ち込んだら怒り、大変だと思ったら怒り。大変な状況になったら、さあ腕の見せ所だ、勝負どころだと思わないと。そこでアイデアが出てこないと。インスピレーション、ひらめきは脳が喜びを感じていないと出てこない。
posted at 19:26:05
#jtba 長老:みなお笑い芸人になってください。幸福を目指す人成功したい人は怒らないこと。この世界で自分の思い通りになるはずはない。自我というのは幻覚なんです。幻覚にすぎない自我の思い通りになるなんてことはあり得ない。
posted at 19:28:12
#jtba 長老:思い通りにならない状況は勝負どころだと。怒らないことで、逆境を乗り越えるアイデア、インスピレーションが出てきます。(講演終了)
posted at 19:30:15
#jtba Q:いい人と悪い人を見分けること（政治家の善悪などを判断するには？）
posted at 19:31:47
#jtba 長老:政治家は人格者でなくてはいけない。人格者にはすごい力がある。政治家に必要なのは知識よりも判断力。民主主義は悪くないが、かなり怒りを駆り立てるシステム。スリランカも酷い。仏教的には政治家は菩薩でないといけない。自分のことをおいて他を心配しないと。
posted at 19:34:05
#jtba 長老:一般人は自分のことをまず一生懸命やればいいが、政治家は菩薩であるべき。実際に実行したのはインドのアショーカ大王。便所にいても寝室にいても、国民に問題が起きたらすぐ呼びなさいと。仏陀のいう通り政治をしたのは彼くらいかな。
posted at 19:36:14
#jtba Q:3人の子供育ててる。怒らざるを得ない状況。どうすれば？
posted at 19:37:12
#jtba 長老:見えるのは、楽しみがないこと。アイデアを駆使して楽しんで子育てして下さい。
posted at 19:39:06
#jtba Q:笑って生きることは、悪を見て見ぬ振りすることにならないか？
posted at 19:39:59
#jtba 長老:それは笑いの勉強をしていない。糾弾せずにユーモアで指摘できる。ただ、人の間違いは正すべきですが、一般論では言えない。言うことで大変なことになる場合もある。自分に責任のある人の間違いだけ指摘して下さい。人を変えるのは至難の技。私の弟子も一人もうまくいってないw
posted at 19:44:20
#jtba 長老:他人はおいておいて、自分の義務を精いっぱい果たす。それが謙虚と言うこと。自分の仕事、自分の義務を生命に対して精一杯果たすことが、謙虚に生きること。
posted at 19:46:51
#jtba Q:怒りのエネルギーは有効活用できないか？
posted at 19:47:21
#jtba 長老:できません。怒りは毒ガス。毒ガスは処分するしかない。怒りは断滅してください、その代わりに慈しみの気持ちを無量に広げてくださいと仏陀は言っています。怒りにはちからがない。自己破壊だけ。原子爆弾さえ、知識がつくった。怒りがあったら脳がストップする。
posted at 19:50:03
#jtba 長老:怒りにできるのはせいぜい何人か殺すことだけ。自己破壊だけ。怒りのエネルギーは決して過大評価できない。慈しみは無量に広げられます。どんな制限も超えて一切生命を慈しむことができるのです。(質疑応答おわり)
posted at 20:05:49
#jtba 宝島のYさんやインドでご一緒したNさんと話し込んでしまった。気がつけば外は雪…。
posted at 20:13:57
