法事


祖母の通夜と告別式が無事に終わった。火葬場で遺骨を骨壷に納めて、自宅の祭壇に位牌遺影と一所に安置したところで、何となくひとまず仕事が終わった気がした(喪主でもないのに)。


葬儀の導師は祖父の葬儀のときからのご縁がある、真言宗智山派寺院のご住職と副住職にお願いした。おばあちゃんが、例によって『般若心経』で追善供養されちまうのは、


般若心経は間違い? (宝島SUGOI文庫)

般若心経は間違い? (宝島SUGOI文庫)

アルボムッレ・スマナサーラ『般若心経は間違い?』(宝島SUGOI文庫)


なんつー本の企画編集に携わった手前、ちょっとアレだなぁ、なんて思っていたんだが、通夜でも告別式でも(さいきん流行の略式初七日法要でも)『般若心経』の読経はなかった。聞き取れたのは般若理趣経とか、一時マイブームだった舎利禮文、おなじみ光明真言やら、いろは歌の和讃くらいだったけど、50分ほどのけっこう緩急に富んだ聴き応えのある読経だった。


おばあちゃん、意外と若い男の子が好きだったらしいから、まだ二十代と思われる副住職の朗々たる美声で供養してもらって、嬉しかったんじゃないかなぁ。



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