わがままな患者


14日(木)のスマナサーラ長老のご法話より。「どんな生命にも自己愛、幸福になりたい、という気持ちがあるのだ」という長いお話の中で、ちょっと頭に残ったひとこと。

人間は病気になると周りにわがままばかり言って、嫌われがちです。
みな看病することも嫌になるくらい、病気のときの人間っていうのは、最悪です。


しかし動物が病気になっても、誰も嫌な気持ちになりませんね。
心配して、さっさと治療してあげようとするんです。


人間は動物から学んではどうでしょうか? 


動物は病気になるとあえて我がままを捨てるんです。
(治療する人の)言うとおりにして、素直に薬も飲むんです。
「こちらで寝ていて」と言ったら、そこでおとなしく眠るんです。


病気が治ってきたら、それもすぐ分かります。
その動物が、またどんどんわがままになってきたら、「そろそろ治ってきたな」と分かるんですね。
そういう患者さんに対しては、医者もぜんぜん嫌な気持ちにならないんです。

まさか「老病死に勝つ方法」があったとは―ブッダが説く心と健康の因果法則

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