スリランカ・聖地キャンディ

冥想会の後、ワンギーサ師のワンセグ携帯を覗き込んで観たNHKのドキュメンタリー、

スリランカの聖地キャンディ。その寺院群が世界遺産に登録されている。なかでも仏歯寺には、仏教徒たちの信仰の象徴となっているものがある。ブッダの左の糸切り歯といわれる「仏歯」だ。この夏、キャンディでスリランカ最大のペラヘラ祭りが催された。70頭のゾウや2000人以上の踊り手が街中を練り歩く、400年近く続くこの祭りでは、現在、内戦で対立するシンハラ人とタミル人が、民族をこえて盛り上がる。

番組では、北部の要衝キリノッチをめぐる戦闘が激しさを増すスリランカ内戦とその背景について紹介しながら、LTTEのキャンディ仏歯寺への爆弾テロによって妻を亡くしたシンハラ人の老人、シンハラ人の女性と民族の垣根を越えて結ばれたタミル人青年(かつてはタミル人とシンハラ人の通婚は珍しくなかったが、内戦の激化とともにほとんど無くなってしまったという)が、それぞれの思いを胸に、スリランカ最大の祭典である仏歯寺のペラヘラ祭に参加するまでを描いていた。2インチの画面で見ても感動的な作品だった。

以下の番組サイトによれば、月内にあと3回、再放送するようなので、見逃した方はぜひ!

そ、そういえば国博の特別展「スリランカ―輝く島の美に出会う」まだ行ってないや……。油断してると終わってしまうな。

〜生きとし生けるものに悟りの光が現れますように〜