「この仏教書を読め!! 大アンケート」補遺
サンガジャパン23号の「この仏教書を読め!! 大アンケート」に寄稿しました。「皆様にとって、重要な仏教書・大切な仏教書を、3冊ご紹介ください。」という質問に対して、
1池田魯参『宝慶記―道元の入宋求法ノート』大東出版社
2一遍『一遍上人語録 (岩波文庫 青 321-1)』岩波書店
3『南伝大蔵経 第17巻 増支部経典 1』大蔵出版社(オンデマンド版)
と答えました。自分が仏教と関わり、あるいは仏教書づくりに携わるうえで原動力になっている本、という観点からピックアップしました。コメントは誌面でご確認ください。【追記】:アンケート回答文をnoteに公開しました。
あとから考えると、自分が編集・制作に携わった本が一冊も入ってないなと思ったので、このブログには、自分が関わった本の中でのベスト3を挙げてみたいと思います。
上にあげた3冊は個人的な読書遍歴にちなんだものなので、「この仏教書を読め!!」とおススメしたい本といえば、以下の3冊になりますね。
1アルボムッレ・スマナサーラ『大念処経 (初期仏教経典解説シリーズ)』サンガ
ヴィパッサナー瞑想を総合的に解説した重要経典の解説本。自分はこの本を出すために仕事してきた、とゆうても過言ではないです。間違いなく、スマナサーラ長老の代表作になるでしょう。仏道修行の導きの書として、長く読まれてほしいです。
2ポー・オー・パユットー/野中耕一・訳『仏法』サンガ
タイの碩学パユットー師の代表作。訳者の故・野中先生から、私家版の『仏法』を献本いただき衝撃を受けた僕がこのブログで大騒ぎして、サンガさんにも大プッシュして一連の作品刊行に至ったことは、いま思い出しても胸が熱くなります。
3アルボムッレ・スマナサーラ『テーラワーダ仏教 「自ら確かめる」ブッダの教え』大法輪閣
初期仏教の入門書として一冊選ぶならこれですね。仏教雑誌として有名な月刊『大法輪』の連載をまとめた本です。五戒や四諦八正道からカーラーマ経まで、初期仏教のエッセンスが過不足なく説かれています。
というわけで、この3冊は買ってずっと手元に置いておく価値があると思います。
~生きとし生けるものが幸せでありますように~