最近読んだ本とマンガ(死刑と無期懲役、など)
パティパダー入稿終わったところで備忘メモ。文字通りに、最近読んだ本とマンガ。※MUDMEN(マッドメン)忘れてたので追加。
- 作者: イバン・イリイチ,デイヴィッド・ケイリー,高島和哉
- 出版社/メーカー: 藤原書店
- 発売日: 2005/09
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メモ:「失った金を取り戻すためにさらに金を注ぎ込むな。失った時間を取り戻すためにさらに時間を費やすな。」(イバン・イリイチの祖父の教え)
- 作者: 真鍋昌平
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- 作者: 真鍋昌平
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- 作者: 浅野いにお
- 出版社/メーカー: 小学館
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- 作者: 浅野いにお
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- 作者: 二ノ宮知子
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- 作者: 二ノ宮知子
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- 作者: 花沢健吾
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- 作者: 花沢健吾
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- 作者: 手塚治虫
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- 作者: 手塚治虫
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- 作者: 手塚治虫
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- 作者: 我孫子武丸
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- 作者: 諸星大二郎
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- 作者: イバンイリイチ,デイヴィッドケイリー,Ivan Illich,David Cayley,臼井隆一郎
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- 作者: 小谷野敦
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- 作者: 島田裕巳
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戒名のカラクリを解剖した4章以降は特に面白い。創価学会の仏壇の方がむしろ仏教的な意味での仏壇だし、父系母系両家をまとめて祀る霊友会・立正佼成会系の総戒名は都市家庭のあり方に合致してたという指摘は納得。この辺は伝統仏教が彼等から学ぶべきかも。
ふと思ったが経済的に葬式仏教にならざるをえない日本の寺院も、ベーシックインカムが導入されれば状況がだいぶ変わるかもしれない。志ある僧侶が、もっと幅のひろい活動をできるようになるかも。
ベーシック・インカムは魔法の杖ではないけど、非営利系で仕事するのが向いてる人にとっては助かるのではないか。人材が流動化するのでお寺を手伝いたいという在家出身者も手を上げやすくなるだろう。世襲一辺倒の流れも変わると思う。
- 作者: 坂本敏夫
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第九章・冤罪はなぜ起こるか、で2002年の名古屋刑務所保護房死傷事件を検察特捜部とマスコミと政治家(当時の野党・民主党)が各々の思惑で作り上げた冤罪として取り上げている。簡潔な描写だが、司法の現場のおぞましい実態に慄然とさせられた。
刑務官と検察官の懇親会で、検察官たちは「悪はどんなことをしても徹底的に糾弾する。われわれの手にかかれば白でも黒にできる」と公言していたという。白を黒にするような行為を『悪』というような気がするんだが……。
裁判官は調書に書かれた自白とそれを補強する証拠を何より重視する。弁護側がどれだけ科学的な反証をしても採用しない。検察に迎合しているにせよ、典型的な人文系頭に陥っている。裁判官こそ、本来は理系頭であるべき、と著者。
第一章「死刑はこうして執行される」と、第十一章「死刑台からのメッセージ」は独立した短編ノンフィクションとして読んでも鳥肌がたつ出来。無期懲役囚の処遇や、終身刑導入の問題など読みどころは多々あるけど、この二編だけでも読んだ価値はあった。
第三章・死刑執行というメッセージより。永山則夫の執行時の抵抗は激しく、遺体はまるで撲殺されたようなひどい状態だった。そのままでは弁護士に引き渡せないとして、わざわざ火葬したそうだ。これも知らなかった。
同書では、教誨師(仏教・キリスト教)の活動についても触れている。戦後の「政教分離」で受刑者の宗教的ケアはかなり後退した。死刑囚のケアをする教誨師は「無報酬のまったくのボランティアとしては、他に類をみない最高に重い仕事といえる」と記す。
と、こんな具合だけど、結論。坂本敏夫『死刑と無期懲役』(ちくま新書)だけは読んでおいた方がいい。おススメします。
- 作者: 坂本敏夫
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〜生きとし生けるものに悟りの光が現れますように〜