他人を変えることは成り立たない

お昼はお布施担当して熊本ラーメンつくった。埼玉のUさんが庭の金柑を持ってきてくれた。これで今冬は風邪知らずで行けるかな。午後から終日原稿作成。スンニャ〜スンニャ〜スンニャタ〜〜! 読み合わせでサンガのSさんとタコ社長と来訪。星飛雄馬さんが訳したティク・ナット・ハン『この瞬間がすべての幸福 Present Moment, Wonderful Moment』の見本をいただいた。後日、詳しく紹介したい。

Present Moment,Wonderful Moment―この瞬間がすべての幸福

Present Moment,Wonderful Moment―この瞬間がすべての幸福

Present Moment, Wonderful Moment: Mindfulness Verses for Daily Living

Present Moment, Wonderful Moment: Mindfulness Verses for Daily Living

スマナサーラ長老の法話MDをデジタル化したデータをチェックしつつメモった言葉……

(私たちはみな簡単に「他人を変えよう」としますが……)
他人を変えるということは、まず成り立たないことです。
それはお釈迦さまだけの特色なので、「調御丈夫」というお釈迦さまの九徳にも入っている項目です。
なぜ難しいかというと、(何か言われると)その人は自分自身を侮辱された、捨てられた、否定された、侮辱されたと思ってしまうからです。
それは生命にとって耐えられないことなんです。

生命は自分のことをかわいいと思っているんです。
何か言われると自分の人格が貶されたと思ってしまうんです。
それで全部パー。終わり。もう聞かないんです。

相手の人格を貶すということも何もなく、そういう風に感じさせることもなく、「この人は私のことを親よりも心配してくれるんだ」と感じさせることは、ブッダ以外できないんですよ。だから、難しいということはまず覚悟しないと。難しいというよりは、「無理だ」と。

ブッダはしかし、それでも我々に、ある「虎の巻」を教えてくれているんです。私たちにしたってもロクな人間じゃないんだから、やっぱり他人に、敬意をもって、尊敬をもって、慈しみをもって接することです。
(2007年3月17日 山口県誓教寺でのスマナサーラ長老の法話メモより)