希望のしくみ&気づきの瞑想法

A.スマナサーラ長老の新刊が2冊出版されました。ちょっとした出版ラッシュです。

希望のしくみ

希望のしくみ

養老孟司さんとスマナサーラ長老が、ひとことでいえば「幸せに生きるための方法」について語り合った対談本です。僕もこの対談の場(今年1月)に居合わせていたのですが、あまりにも淡々とした進行にちょっぴり拍子抜けしたものでした。しかし後でテープ起こしを読み返して、その面白さにびっくり。やっぱすげぇや、この二人。本になるまでに時間がかかってしまいましたが、養老先生のほうは対談後に出た本や記事で「このあいだスリランカのお坊さんと対談したんだけど…」という話をあちこちで語っていたので、気になっていた養老ファンも多かったんじゃないかなと思います。立場は違えども、現代日本の「賢者」と呼ぶべき二人のすごみを体感できる一冊です。ぜひお見逃しなく!

自分を変える気づきの瞑想法―やさしい!楽しい!今すぐできる!図解実践ヴィパッサナー瞑想法

自分を変える気づきの瞑想法―やさしい!楽しい!今すぐできる!図解実践ヴィパッサナー瞑想法

こちらは慈悲の瞑想と、ヴィパッサナー実践の入門書です。詳細なイラスト・図解(高橋優子)で、お釈迦さまがじきじきに説かれた、サマタ瞑想とヴィパッサナー瞑想というふたつの「心を育てる修習」のエッセンスがツボを押さえた筆致で解説されています。巻末のQAの章では、経験者もハッとするような実践のポイントも指摘されており、仏道に「知ってるつもり」は絶対に通用しないんだなぁと思い知らされます。『希望のしくみ』の実践編としても読むことができるので、ぜひご一緒にお求めください。

〜*〜生きとし生けるものは幸せでありますように。〜*〜