原訳「スッタ・ニパータ」蛇の章 快調!
- 作者: アルボムッレスマナサーラ,Alubomulle Sumanasara
- 出版社/メーカー: 佼成出版社
- 発売日: 2009/06
- メディア: 単行本
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この『原訳「スッタ・ニパータ」蛇の章』は最古の仏典とも謂われるスッタニパータ(sutta-nipaata 経集,パーリ小部収録)の冒頭に収められている「蛇の章 uraga-vagga」の uraga-suttaM 17偈すべてに詳細な解説を加えた注釈書である。それも難解な仏教用語の羅列ではなく、現代日本語の日常的な語彙を用いて、釈尊が詩の形で遺された「悟り」の諸相を明らかにしている。この一冊で、「悟りとは何か?」ということが一通り、言葉でわかるギリギリの範囲でわかるようになっている。日本仏教の千数百年の歴史を通じて、このような本が書かれたことはなかったし、スマナサーラ長老が存命の現代をはずして、このような本が書かれることはもはやないだろうとも推測する。
というわけで、手にとって読んでいただきたい一冊だ。
※校正漏れなどの訂正情報は以下のURLで公開
http://h.hatena.ne.jp/asin/4333023815
〜生きとし生けるものに悟りの光が現れますように〜
*1:6月25日01:30現在