404 Blog Not Foundに『出家の覚悟』書評掲載
小飼弾氏の書評ブログ「404 Blog Not Found」にスマナサーラ長老と南直哉師(曹洞宗)の対談集『出家の覚悟』の書評が掲載された。
- 作者: 南直哉,アルボムッレスマナサーラ,Alubomulle Sumanasara
- 出版社/メーカー: サンガ
- 発売日: 2009/05/01
- メディア: 単行本
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著作出しまくりの長老であるが、僧との対談は珍しい。
おかげでわかった。
なぜ「釈迦の言葉」には惹かれても、お経なり念仏を聞きに寺へ行く気が全く起きないのかが。
先日、ゴータミー精舎で行われたスマナサーラ長老と弾小飼氏の対談の様子もちょっとだけ紹介されている(私は祖母の葬儀があって同席できなかったのだが、ものすごく盛り上がったようだ。これも近いうちに形になるはずなので、乞うご期待)。
この記事だけ読むと、日本の寺・坊さんケシカラン、という「廃仏毀釈」マインドな反応になってしまいがちだし、実際に、小飼氏エントリのコメントを読むとそんな空気が若干漂っている。実際、『出家の覚悟』は決して、日本社会が抱えている諸問題の文脈を無視して、日本仏教だけをあげつらっているわけではない。(その手の話が論じられているのは、目次で言えば「II 日本仏教の現在」くらいかな)
坊主にくけりゃ袈裟まで……っぽく煮えたぎった人は、
一般在家の家庭から道を志し
大寺院で勤め人(サラリーマン坊主)をするにせよ
フリーランスや人づてに、御縁を探すにせよ
厚生年金とか社会保険とか保証を求める方…並のブラック企業どころの
世界じゃないので心して臨んで下さい
を読んで、しょんぼりシミジミしていただくのがよいかと。現場は、いろいろです。
〜生きとし生けるものに悟りの光が現れますように〜