キンドル新刊『ブッダは真理を語る: テーラワーダ仏教の真理観とその変容 (初期仏教の本) 』予約受付開始

ブッダは真理を語る: テーラワーダ仏教の真理観とその変容 (初期仏教の本)

協会の電子書籍新刊、スマナサーラ長老『ブッダは真理を語る: テーラワーダ仏教の真理観とその変容 (初期仏教の本) 』の予約受付を開始しました。

内容紹介

仏教徒にとって「ブッダの言葉」はそのまま真理を語る言葉である。ではなぜ、どのような理由でブッダの言葉は「真実語」と言われるのか? それは他宗教の信仰や神秘の世界とどう違っており、また似通っているのか? スマナサーラ長老がテーラワーダ仏教における真理観をその歴史的変容と併せて縦横に語った高野山大学での講演録と、関連するテキストを収録した。

目 次

ブッダの言葉とは
  オープンチャレンジ宣言
  理性を完成したブッダ
  ブッダ以外、誰にもできない
  幸福になる正しい道

ブッダは真理を語る
 ~テーラワーダ仏教の真理観とその変容~
 ■「初期仏教における『真言』とは?」
  高野山大学での講演サマリー
 ■テーラワーダ仏教の真理観
  ブッダの真理を重んじる
  何にでも真理はある
  学者たちも真理を探している
  科学は真理に至っていない
  「科学の発展」がある未熟な段階
  唯一の神が在るかもわかっていない
  神への信仰と異なる仏教の「信」
  真理がわかれば悩み苦しみは消える
  もはや病気はたたりではない
  ブッダが語った、生きるとは何か
  生きるとは苦だと発見したけれど
  命は「尊い」ではなく「苦」
  呼吸のように苦から苦へ移る人生
  真理の効き目を自慢したブッダ
  真理は結果を出す
 ■神秘主義による変容
  ブッダの真理を認めたがらない
  人間が現れたときからある神秘思考
  神秘主義へのニーズに応える
  ブッダの真理が神秘扱いされる
  神秘のようで論理的な慈悲の実践
  祈っても無駄、慈悲を育てなさい
  宝経と慈経は唱える
  教えがご利益経典に
  神秘は役に立たない
  テーラワーダと大乗の類似点はある
  大乗から借りるテーラワーダ
  テーラワーダの真髄は解脱
  土着信仰などとの融合
  幸福のための三十二項目が祝福の経典に
  仏教は神秘でなく心の力
  テーラワーダと大乗の運命

真理と道徳は不可分離
 ~増支部経典Brāhmaṇasaccasuttaṃ(「バラモンの真理」経)を読む~
  釈尊、「遊行者園」へ行く
  遊行者の話題は「バラモンの真理」
  「バラモンの真理」とは
  第一の勝れた真理
  第二の勝れた真理
  第三の勝れた真理
  第四の勝れた真理

これまでの10タイトルと比べると、グッと仏教思想・仏教哲学寄りの内容ですが、口語体の法話なので、身構えずに楽しんで読んでいただけると思います。興味のある方はぜひポチってください。

 

~生きとし生けるものが幸せでありますように~