『日本「再仏教化」宣言!』詳しい書誌情報

 
先日もお知らせした新刊、『日本「再仏教化」宣言!』のやや詳しい書誌情報がAmazonなどに掲載されました。
こちらのブログにも転載いたします。12月27日発売なのでクリスマス商戦には間に合いませんが、お正月の読書リストに加えていただければ幸いです。
 

日本「再仏教化」宣言!

日本「再仏教化」宣言!

 

【内容紹介】
◆「初期仏教の教え」に基づき ◆
◆現代の問題をダイナミックに論じる◆
 
末木文美士氏 推薦!!
 
宮崎哲弥氏 推薦!!
この本を読むまで、あなたは
「ほんとうの仏教」のスガタを知らない。
 
廃仏毀釈以降、「脱仏教化」され続けてきた日本社会◆
◆――その残滓を乗り越えて、 ◆
◆仏教を背骨にした、日本人の新しい歴史を築く!! ◆
 
【「まえがき」より抜粋】
「再仏教化」とは、仏教を私たちの欲望に奉仕させることではありません。ブッダの教えを私たちの背骨として、規準として生きるということです。仏教をブヨブヨした俗情の塊を「飾る」アクセサリーとして用いるのではなく、あるいは文化ナショナリズムに淫する道具とすることなく、「日本人が広大な世界へと自らを“開いてゆく"窓、普遍への回路」として再インストールしてはどうか、という呼びかけです。
 
【本書の構成(※目次より)】
■第一部 日本を「再仏教化」する
◆I 初期仏教から見た震災と慰霊
●第一章 震災は「天罰」なのか? ――『大般涅槃経』から読み解く初期仏教の「地震」論
●第二章 初期仏教から見た震災と慰霊 ――日本仏教「再仏教化」への提言
◆II 『仏陀再誕』のない明るい世界
●第三章 弥勒(マイトレーヤ)を待ちわびて――仏陀再誕はあり得ない 1
●第四章 新興宗教からマンガまでを貫く心性とその出離――仏陀再誕はあり得ない 2
◆III 仏教言説の認知の歪み
●第五章 必ずや名を正さんか――『小乗仏教』批判の常識
●第六章 初期仏教への認知の歪みを正す――『小乗仏教』批判の常識 2
◆IV 菩薩仏教という魅惑の「空洞」
●第七章 ジャータカ物語を読んでみる――テーラワーダ仏教の「ほつれ目」 1
●第八章 菩薩―それは空洞――テーラワーダ仏教の「ほつれ目」 2
◆V 初期仏教と社会
●第九章 『セデック・バレ』と『戦士経』――「首狩り宗教」から魂を解き放つ
●第十章 「主権者」は誰か?――仏教徒の政治参加を考える
 
■第二部 パーリ三蔵読破への道
●第十一章 パーリ三蔵読破への道――パーリ経典の全体像を知る
●第十二章 仏弟子たちのダメダメ事件簿――知られざる律蔵の世界 1
●第十三章 律蔵に描かれたブッダのサクセスストーリー――知られざる律蔵の世界 2
●第十四章 仏母の死――ゴータミー長老尼の死をうたいあげるアパダーナ(譬喩)
●第十五章 増支部経典を読んでみる――指折り数えて真理を学ぶ
 
■第三部 ブックガイド:「仏壇」に吹き込んだ新しい風
●第十六章 たかが仏教、されど仏教――日本人の思考のルーツを旅する八冊
●第十七章 「仏壇」に吹き込んだ新しい風――日本仏教に「原点回帰」を促すブックガイド
●第十八章 ウパーシカー仏教の誕生 ――在家女性信者のこれから
 
■エピローグ ブッダとの縁を再び結ぶ
●第十九章 山形での報恩講で話したこと「お釈迦様の念仏、私たちの念仏」
 
【著者紹介】
佐藤 哲朗 (さとう・てつろう)
仏教活動家。1972(昭和47)年東京生まれ。東洋大学第二文学部印度哲学科卒。2003(平成15)年から日本テーラワーダ仏教協会事務局長。インターネットを通じた布教伝道、アルボムッレ・スマナサーラ長老の書籍編集などを担当。2007年に一時出家した際の僧名はナーギタ。単著『大アジア思想活劇』(サンガ)、共著『仏教人物の事典』(学研)『図説ブッダの道』(学研マーケティング)『総図解 よくわかる仏教』(新人物往来社)などがある。 @

 
生きとし生けるものが幸せでありますように
Sabbe sattā bhavantu sukhitattā