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新左翼のお勉強

 
昨晩、新左翼の変遷についてWikipediaを読んでいた。
 
紆余曲折の末に松下政経塾小泉改革支持にまわったマル青同(→民主統一同盟→「がんばろう、日本!」国民協議会)とか、「原子力発電所増設や米輸入完全自由化の推進を訴え」た社会主義労働者党(→マルクス主義同志会)とか、マルクス主義やめてエコロジーに走った戦旗派(戦旗荒派→ブント(BUND)→アクティオ・ネットワーク)とか、共産同系の諸派はそれなりに試行錯誤しながら展開していったようだ。荒岱介の『新左翼とは何だったのか』はけっこう面白く読んだ。
 

新左翼とは何だったのか (幻冬舎新書)

新左翼とは何だったのか (幻冬舎新書)

Wikipedia赤軍派の項目にあった、

赤軍派の主要理論は、日本における革命により、世界革命の司令部としての党と軍隊を形成し、世界革命の最高司令部である革命日本と、革命の敵の総本山である帝国アメリカとの間で、「環太平洋革命戦争」を遂行するというものであるが、石原莞爾の「世界最終戦論」の影響があるとされる。

 
という言葉に驚愕する。これってホントにオウム真理教と地続きの誇大妄想じゃないか。
 
思い出話。僕が中高生の時代、まわりに保坂展人の「青生舎」やピースボートの関係者がけっこういて、まだ髪が長かった辻元清美に高田馬場にあったピースボートの事務所で「お金なんか何処からでも借りられるんだから、借金してでもピースボート乗るべき」と勧誘を受けたこともある。
 
そんな人脈のなかには、確かにセクト関係者もいて、たまり場になっていた友人宅に、戦旗派の活動家カップルが転がり込んでいたこともあった。彼の方はベーシストで、彼女の方はなぜか養命酒ばかり飲んでいた。ふたりとも、いま、どうしているんだろうか?
 
それにしても、革労協解放派)の内ゲバ殺人が2004年まで続いているってのは凄まじいね。コアメンバーはせいぜい数十名しかいないという中高年の組織が、公衆の面前で出刃包丁やハンマーで殺し合う。シュールすぎる。日本人が宗教と並んで「政治」を忌避するのも、新左翼の負の歴史によるものが大きいだろう。
 
「政治ってのは恐ろしいよ。対立する勢力に対して、『あいつらを殺さなければ』とまで、簡単に思い込んでしまう。そこまで人間を駆り立てる魔力がある。だからお前、政治に関わるのは気をつけたほうがいい」と息子に諭した全共闘世代の父(彼は民青系だったらしいけど)の言葉がやけに生々しく思い出された。
 
ふと思ったが、中核派革マル派は内ゲバの怨讐を超えるために、革命運動物故者怨親平等碑でも建てて、供養のために幹部が一緒に禅寺で修行したらどうか?
 

総括せよ! さらば革命的世代 40年前、キャンパスで何があったか

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〜生きとし生けるものに悟りの光が現われますように〜