新刊:総図解よくわかる仏教/サンガジャパン6号/読了本

 

総図解 よくわかる 仏教

総図解 よくわかる 仏教

『総図解 よくわかる 仏教』監修:武田鏡村 新人物往来社
第二章「仏教を知るキーワード」とコラム「ジャータカ」を担当しました。
 

さとりと解脱……仏教徒がめざす修行の完成
四聖諦……仏教の根幹をなす四つ
中道……左右の中間ではなく、超越した道
八正道……中道の具体的な実践方法
因果法則と縁起……ブッダが発見した存在の方程式
無常・苦・無我……事故観察によって発見される真理
空……すべては因縁によって作られた幻
戒律……ブッダが定めた正しい生き方
慈悲……生命への慈しみこそが仏教の真髄
業……善悪の結果をもたらす人間の行為
輪廻……因縁によって消滅変化する心の流れ
仏教の宇宙観……生命世界と物理宇宙の緻密な分析
地獄と極楽……仏教が説くあの世の成り立ち
出家と在家……優婆塞・優婆夷と比丘・比丘尼
修行……ブッダが示した具体的な仏道実践法
菩薩……ブッダになるべく修行中の行者
上座部と大乗……南伝と北伝、2つの大きな流れ
六波羅蜜……大乗仏教に特有の修行体型
密教……大衆の求めに応じた仏教的呪法儀礼
ワンポイント解説 ジャータカ 

 

サンガジャパン Vol.6(2011Summer)

サンガジャパン Vol.6(2011Summer)

季刊『サンガジャパン』Vol.6(サンガ)
東日本大震災は「天罰」なのか? 『大般涅槃経』から読み解く初期仏教の「地震」論」(パーリ三蔵読破への道 第六回)を寄稿しました。

 
 
 あと、読了本の備忘録。
 
 

マイ仏教 (新潮新書)

マイ仏教 (新潮新書)

 
忘れてたけど、みうらじゅん『マイ仏教』(新潮社)も読了。
仏教軸の自分史と「自分なくし」の実践レポートなど。かっこつけない、正直な姿勢がよいと思いました。
 『パーリ仏典 第三期 相応部(サンユッタニカーヤ) 有偈篇 I 』片山一良・訳(大蔵出版)、読了。
311後の心の支えの一つは、半年に一度配本される片山先生の相応部。解説はマニアック過ぎて後半読み飛ばしたが、本文は素晴らしい。ローヒタッサ経とか、何度読んでも感動する。
 
「神道」の虚像と実像 (講談社現代新書)

「神道」の虚像と実像 (講談社現代新書)

井上寛司 『「神道」の虚像と実像』講談社現代新書2109読了。
「私は、かねてから戦後最大のドグマとされる「神道は太古の昔から連綿と続く、自然発生的な日本固有の民族的宗教である」との考えに疑問を持ち、その誤りを正したいと考えてきた。」p263 中世史研究家による「神道」解体新書。日本史を通じて政治支配思想とリンクして生成・変遷した「神道」の来歴を追う。主標的である柳田国男の「神道=太古から連綿続く自然発生的な日本固有の民族的宗教」という虚像の撃破完遂。日本人の固定観念が揺らぐ311直後に上梓された意義は大きい。
 
〜生きとし生けるものが幸せでありますように〜