やさしいベーシック・インカム


やさしいベーシック・インカム

やさしいベーシック・インカム

法友の星飛雄馬さんが執筆に参加された『やさしいベーシック・インカム』を読みました。これは年末年始必読の凄本と思います。ベーシック・インカム導入をめぐる議論の前提となる日本の社会保障や税制の問題点整理も見事ですし、実現までの具体的なロードマップも「その気にさせる」効果大。スマナサーラ長老との対談を収録した小飼弾氏のBI本『働かざるもの、飢えるべからず。』と本書を併せ読んで、私もBI支持者になりました(反論も勉強したいですが)。

働かざるもの、飢えるべからず。

働かざるもの、飢えるべからず。

この二冊の本には、いまの日本にいちばん必要とされている「前向きな未来のビジョン」が描かれていると思います。版元のサンガは初期仏教に続いて、ベーシック・インカムでも、日本の論壇をリードするかも???ぜひぜひ、お正月の読書リストに加えて欲しい一冊です。そして来年は、本書を中心にして実りある議論が起こることを期待したいです。