高須幸雄国連大使の発言


21世紀の軍事史に残るであろう、スリランカ政府軍による見事なLTTE包囲殲滅作戦(北部解放戦争)がようやく終結に向かっている。

LTTEとの共犯関係に頬かむりをしつつ、この期に及んで一時停戦を叫ぶ欧米諸国や国際人権(誰の?)団体、教会などの泡食ったような言説には失笑を禁じえない。


一方、日本政府はスリランカの客観的な状況をよく理解して、友好国として適切な対応をしていると思う。高須幸雄国連大使の以下の発言を読んでほしい。

高須大使、一時戦闘停止に否定的【ニューヨーク14日時事】

高須幸雄国連大使は14日、民間人に多数の死者が出ているスリランカ内戦に関し、人道支援のための一時戦闘停止という考えには同意できないと表明した。また、この問題を安保理で取り上げることに後ろ向きだとする対日批判について「勝手に日本(の姿勢)はこうだと思っており、まったく不正確」と反論した。
 同大使は会見で、民間人を「人間の盾」に取る反政府勢力「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」を「最も残虐な集団」と非難。戦闘を停止しても民間人解放の保証はないとして、「政府もLTTEも両方悪いのだから撃ち方をやめろというアプローチは現実を見ていない」と語った。(以下略)

まったくその通りで、付け加えるべき言葉がない。追い詰められたLTTEにとっては民間人が唯一の「盾」なのだから、停戦したところで解放されるはずがないのである。


LTTEの幹部は、同胞の貧しい女性たちを自爆テロ犯にし、少年少女を洗脳して兵士に仕立て上げながら、自分たちはプール付の豪邸に住んで贅沢三昧をしてきた。戦闘地帯から逃げ出そうとする同胞のことも、LTTEは躊躇なく撃ち殺している。


いまだLTTEが降伏を拒んでいる以上、武力を用いてでも戦闘地域に残る民間人を一人でも多く救出することが唯一の選択肢だろう。


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