沖縄菩提樹苑/平和の礎
沖縄大学のチャンドララール教授を囲んでの昼食会の後、糸満市の沖縄菩提樹苑へ。沖縄菩提樹協会の長嶺信夫先生、琉球大学のスリランカ留学生らの出迎えを受ける。
立派に育った聖菩提樹にスマナサーラ長老を導師にパーリ語の読経法要と慈悲の冥想を行い、その功徳を一切の生きとし生けるものに廻向した。
沖縄菩提樹苑での楽しい歓談が思いのほか長引き、一部予定を変更して摩文仁の平和祈念堂と沖縄県平和祈念資料館・平和の礎を視察した。
山田真山画伯が沖縄の伝統的漆工芸技法(堆錦)で完成させた巨大な立体造形「沖縄平和祈念像(平和祈念堂所蔵)。限りなく仏像に近いけど、仏像ではないという。山田画伯によれば「平和の心象を人間像を媒体にして具現すると、日本人の感覚としては必然的にこのような形になった」そうだ。
しかし……この像のコンセプトである「宇宙の中にあって人類の調和と地上の平和を静かに祈念する純一無雑な人類の理想像」って、まさにブッダまたは菩薩そのものではないか。いろんな距離から角度から、いつまでも眺めていたいような不思議な魅力を湛えている像だった。
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〜生きとし生けるものに悟りの光が現れますように〜