つのだ☆ひろも「般若心経」を歌う(日本の念仏&お経ポップス)

昨日のエントリ、王菲(フェイ・ウォン)「般若心経」を歌うで、

日本でも、Def Techなど創価学会系ラッパーの歌詞に仏教的な価値観がチラリと反映されている事があるが、お経そのものを歌い上げることはないだろう。

なんて知ったかぶりを書いたら、「そんなことないYO!」とゆーご指摘をお二人の方から頂いた。不明を恥じつつ、日本でも増殖中?の「念仏&お経ポップス」を紹介したい。


まずは、東洋大印哲の大先輩S氏から教えていただいた、いとうせいこうポメラニアンズの「なんまいDUB」。アルバム『カザアナ」に収録されている。iTunesのカタログにも入っているので気に入った方はダウンロードしてみては?お念仏の節からすると、浄土真宗本願寺派のお坊さんのお勤めをフューチャーした感じだね。

カザアナ

カザアナ

昨年6月、すでに彼岸寺ブログでも紹介されていた。

 いきなり聞き覚えのある、念仏(しかもちゃんとした節つき!)から始まり、のっけからのサプライズ。しかもそれだけではなく、一度聞くと耳につくダブサウンドに乗せて、浄土真宗でよく使われる声明(お経)、讃仏偈を、まるでラップに聞こえるかのようにフィーチャーしているという、こだわりぶり。これには僧侶としても、唸らざるをえません。

はてなダイアリーには張れないようだが、リンク先から高音質のPVも観られる。いとうせいこう氏はみうらじゅん氏との共著『見仏記』シリーズで現在の仏教ブームの素地を耕し、2007年9月のミャンマー(ビルマ)「サフラン革命」から現在に至る、ミャンマー軍事政権の武力弾圧への抗議活動に一肌も二肌も脱いでいる。

見仏記4 親孝行篇 (角川文庫)

見仏記4 親孝行篇 (角川文庫)


「なんまいDUB」だけで充分お腹いっぱいになったが、さらにこってり濃厚な「お経ポップス」を紹介してくれたのは西天庵主さん。



ゴスペル風「般若心経」つのだ☆ひろ(コメ付)

パパはソウルマン

パパはソウルマン

「般若心経をベートーベンの第九のメロディにのせた上にゴスペル風をアレンジを加えた、前代未聞(?)の大作」(つのだ☆ひろ公式サイトの紹介文)という触れ込み。第九、般若心経、ゴスペル、これだけ王道路線をぶち込んで感動作にまとめあげた力量はすごい。また、youtubeコメント欄で、

私の結婚式のウェディングドレスで入場する時はこの曲(経 )だと決めています。最高です!温故知新!縁起の法則が短文です けどしっかり入ってる。幸せになりたいです。

とあったのにも、さらにびっくりした。


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