中道

協会HPまわりを諸々更新。三田新精舎がらみが2本。藤本慈照師の熱い思いが伝わってくる講堂起工式&「戒壇院」お布施式報告文と写真。あとお布施式でのスマナサーラ長老の法話もDhammacastで配信。けっこう時事ネタを練り込んであって興味深かった。

あと、トップページの「一言法話」にはスマナサーラ長老の新刊『ライバルのいない世界』(国書刊行会)を開いていてハッとした一言を引用した。

仏教の「道」
 世の中の生き方がまちがっているからこそ、お釈迦さまが「道」というものを教えたのですね。人間の「道」というものはなんなのかと。それは「中道」と呼ばれている道なのです。
 突然、「中道」と申しあげても、どういう意味かわかりにくいのですが、「中道」はことばを換えれば「超越道」「疑問や疑いなどがない道」「智慧の道」でもよいと思います。
 「中」はパーリ語のマッジャ(majjha)です。あらゆる固定観念、偏見、主観、主義などにふりまわされないで、客観的にものごとを観察して、至るべき結論に達する道として理解できます。
 あいまいでない生き方を選ぶ方法です。

こんなにシンプルな言葉で、ストンと腑に落ちる「中道」の説明にはなかなかお目にかかれないのではないか。さすが、道の人だ。