中道
協会HPまわりを諸々更新。三田新精舎がらみが2本。藤本慈照師の熱い思いが伝わってくる講堂起工式&「戒壇院」お布施式報告文と写真。あとお布施式でのスマナサーラ長老の法話もDhammacastで配信。けっこう時事ネタを練り込んであって興味深かった。
あと、トップページの「一言法話」にはスマナサーラ長老の新刊『ライバルのいない世界』(国書刊行会)を開いていてハッとした一言を引用した。
ライバルのいない世界―ブッダの実践方法 (スマナサーラ長老の悩みをなくす7つの玉手箱 1)
- 作者: アルボムッレ・スマナサーラ
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 2008/10/01
- メディア: 単行本
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仏教の「道」
世の中の生き方がまちがっているからこそ、お釈迦さまが「道」というものを教えたのですね。人間の「道」というものはなんなのかと。それは「中道」と呼ばれている道なのです。
突然、「中道」と申しあげても、どういう意味かわかりにくいのですが、「中道」はことばを換えれば「超越道」「疑問や疑いなどがない道」「智慧の道」でもよいと思います。
「中」はパーリ語のマッジャ(majjha)です。あらゆる固定観念、偏見、主観、主義などにふりまわされないで、客観的にものごとを観察して、至るべき結論に達する道として理解できます。
あいまいでない生き方を選ぶ方法です。
こんなにシンプルな言葉で、ストンと腑に落ちる「中道」の説明にはなかなかお目にかかれないのではないか。さすが、道の人だ。