創価学会の研究
- 作者: 玉野和志
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/10/17
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作者: 玉野 和志
出版社: 講談社
内容紹介
社会学者が知られざる実像に迫る!
なぜ日本社会は学会を嫌うのか。勤行、教学、折伏、財務――学会員の日常とは。保守化、巨大化した組織のゆくえは。勤行、教学、折伏、財務――学会員の日常とは? 保守化・巨大化した組織は、これからどこへ向かうのか。社会学者が知られざる実像に迫る、批判でも賞賛でもない、はじめての学会入門。
目次
第1章 学会員たちの信仰生活
第2章 創価学会の基礎知識
第3章 創価学会についての研究
第4章 創価学会の変化
第5章 これからの創価学会
創価学会という組織の戦後史における歩みを「日本における労働者階級とその思想についての問題」として、多くの日本人の来歴と地続きの現象として、分析した画期的な作品である。下敷きになった研究は『東京のローカル・コミュニティ』だが、国政レベルの自公連立と並行する流れとして、地域社会における「自公(支持層の)連立」現象が起きているという著者の指摘は興味深い。日蓮正宗との訣別の後、創価学会はそれまで避けてきた地域社会との関わりを深め、衰退した地域社会の活性化に一定の役割を果たしつつあるという。近所の西原商店街を眺めてみても、その傾向は何となく納得できるものがある。本書はチャラチャラしてない、硬派な「社会学」が持つ底力を見せ付け、島田裕巳が再び切り開いたフラットな創価学会論にもう一段も二段も深みを与えている。多くの読書人に、自信をもってオススメしたい。「ナンミョー」をこよなく嫌うネット論客たち、また社民主義や左派系の社会運動に関わる人々にも、ぜひ虚心坦懐な気持ちで読んで欲しいと思う。
- 作者: 玉野和志
- 出版社/メーカー: 東京大学出版会
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〜生きとし生けるものに悟りの光が現れますように〜