鬼にもらった女・他
28日:単行本の校正×2など。夜はスマナサーラ長老とパティパダー原稿読み合わせ。
最近読んだマンガ本。
テレプシコーラ/舞姫 第2部1 (MFコミックス―ダ・ヴィンチシリーズ)
- 作者: 山岸凉子
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2008/07/23
- メディア: コミック
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作者: 山岸凉子
出版社: メディアファクトリー
回想シーンの切りまわし方とか随分ベタで、山岸凉子もおばあちゃんっぽくなったなぁ……と。
- 作者: 中村光
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/07/23
- メディア: コミック
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作者: 中村 光
出版社: 講談社
イエスと釈尊が下界(日本の東京の立川市内)のアパートで同棲生活するとゆー、日本ならではのゆるい聖人ギャグ。小ネタがだいぶこなれてきた感じ。
- 作者: 近藤ようこ
- 出版社/メーカー: 青林工芸舎
- 発売日: 2008/06
- メディア: コミック
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作者: 近藤 ようこ
出版社: 青林工芸舎
近藤ようこの中世もの(江戸初期の設定の「呂宋の壺」もあるけど)の小品集。収録作品「ことのは姫」「福の神」「おぼろ月の里」「夜の市」「美男蔓」「呂宋の壺」「深井」「打つ女」「残された女」「鬼にもらった女」の十篇。どれも沁みるが、ゆっくりと時代の熱が冷えて、納得づくで閉じてゆく江戸初期の雰囲気をよくあらわした「呂宋の壺」と、ある意味“黒ポニョ”設定の「鬼にもらった女」が特に秀逸だと思った。近藤ようこの描く女は、なんだか一緒に死にたくなっちゃうね。物語の中ではたいてい、男は生き残って出家するんだけど……。そういうおさまりのつけ方も含めて、しみじみ、好きな作家だな。
〜生きとし生けるものが幸せでありますように〜