amazonカスタマーレビューは時々ものすごい

ダーヤカ会議。21時前に終了。

売れてるみたいだが、どーもコメントしづらくて放置していた小池龍之介くんのなんたらゆー新刊、

「自分」から自由になる沈黙入門

「自分」から自由になる沈黙入門

「自分」から自由になる沈黙入門
作者: 小池 龍之介
出版社: 幻冬舎

amazon.co.jp に秀逸なレビューが載っていた。

坊主萌えという新ジャンル, 2008/7/25
By 坂パ


ザ・仏教王子の処女作。突然ですがこの本には3つの効能があります。
1)つっこみを入れているうちにこっちの心が鎮まる
この本の言い回しに腹を立てているあなた、甘いです(ごめんなさい…)。
この獄本野ばらもどきの文体も、これはもともと龍之介さまーと目がハァトになれる乙女だけをターゲットにしてるんだから仕方ない、と思えば腹も立たず。等といちいち自分を納得させているうちにいつの間にか精神的修養が! 大人になれる!
2)実用的側面もある
「呼吸」のくだりとかはおもしろかったっす。ヨガはもう古い! これからは仏教でエクササーイズ!
3)龍之介さまをキャラとして味わう
龍之介さまの痛い自意識にさりげなく自分を投影しつつ、ありがたいお説法をまるで母のように「うん、うん」と聴いてあげる優しい彼女の図、をイメトレするうちに、なんだか気持ちが満たされてストレスから解放されるかも! 痛くてもいいんだ! 自分を棚上げして他人に説教してもいいんだ!ってな。

正味な話、いやしくも宗教家を名乗る以上、俗人の感覚にローキックをくらわすのは当たり前であって、人によったら腹の立つのも致し方ないでしょう。この本はあまりに脇が甘いので(まさしく王子…)そこに目が行きがちですが、違和感を感じさせること自体は才覚の証しでは。処女作にはある意味その後のすべてが含まれているというし、どんな宗教アイドルに大成するか、たのしみだお!

amazonカスタマーレビューは……時々ものすごい。「ザ・仏教王子」はこのレビューを超えて彼岸へゆけるだろうか?

〜生きとし生けるものに悟りの光が現れますように〜