電波男(文庫版)

電波男 (講談社文庫)

電波男 (講談社文庫)

電波男 (講談社文庫 ほ 34-1)
作者: 本田 透
出版社: 講談社

一連の「恋愛資本主義批判」の魁となった作品。文庫化を気に読んでみた。
一日かけて、一気呵成に読了。
この人の本はいつもそうだね。途中で止められない。
僕は『喪男哲学史』から入ったのだが、デビュー作のテンションはすさまじい。毒気もまた。
著者が猛烈にかみついている「負け犬女論争」なんて、そんなのあったかな?とゆー位過去の話に思える。本田透との関わりでのみ後世に語り継がれる程度かもね。全編、30代以上の女性にはキツイ表現が目白押しだが、法眼を開き「喪流果」に達している聖女であれば、莞爾として微笑みを持って受け止められるであろう。

関連書籍も張っておく。

喪男の哲学史 (現代新書ピース)

喪男の哲学史 (現代新書ピース)

喪男哲学史 (現代新書ピース)
作者: 本田 透
出版社: 講談社

脳内恋愛のすすめ

脳内恋愛のすすめ

脳内恋愛のすすめ
作者: 本田 透
出版社: 角川学芸出版

世界の電波男 ― 喪男の文学史

世界の電波男 ― 喪男の文学史

世界の電波男喪男の文学史
作者: 本田 透
出版社: 三才ブックス


どれもグイグイ読ませるが、最新作の『世界の電波男』がやはり最高傑作かな。以前も書いたが、巻末の手塚治虫火の鳥」論は教科書に載せた方がいいYO!

〜生きとし生けるものが幸せでありますように〜