電波男vsスマナサーラ

お留守番電話番の一日。

本田透の『電波男』が文庫化されたそうだ。スマナサーラ長老の『仏教は心の科学』文庫化と時期的に重なったのだが、この二冊を絡めて紹介しているブログ記事があった。

大体「女性にモテたい」という願望自体が問題ではないかと思います。
だから、本田透の「電波男」の購入・購読は決して賛成できません。
むしろ、瞑想とお釈迦様の言葉によって、自らの欲望を客観的に見て、抑制できるところまで抑制する。
消滅できるものならその方法に興味を示す。
ということが必要です。いわば、「俺は喪男よりお坊さんになるぞー」という意気込みが必要なのです。
たとえなれなくても、在家で生涯を終えてしまっても…
だから、同じ文庫なら、宝島文庫で、今月に入って発売された、A・スマナサーラ長老の書籍「仏教は心の科学」の方を私は強く推薦します。

ちなみにお値段も「電波男…900円」「仏教は心の科学…500円」と大変お安くなっており、読みやすく、読み応えもあり、長くありません。
漫画の引用を使うという空間的ムダもなく、効果的です。

本田透とスマナサーラ長老を比較してくれるなんて、なんていい読者なんだ。
この際、二冊併せて読んでみれば、新しい思想の世界が拓けるかもよ。

電波男 (講談社文庫)

電波男 (講談社文庫)

電波男 (講談社文庫 ほ 34-1)
作者: 本田 透
出版社: 講談社

仏教は心の科学  (宝島社文庫)

仏教は心の科学 (宝島社文庫)

仏教は心の科学 [宝島社文庫] (宝島社文庫 D す 1-1)
作者: アルボムッレ・スマナサーラ
出版社: 宝島社

〜生きとし生けるものが幸せでありますように〜