仏教徒共通の思考/月例講演会「集中力」

北条重時『極楽寺殿御消息』三十七条まで書写。

心に残った一節。スマナサーラ長老も常々同じこと仰ってる(特に太字部分)。これって仏教徒共通の考え方なんだな。

一(37)、自分のために良くしてくれる人には丁寧に接しておいて、意地悪な人に会ったら邪険にするってーのは、よくよく情けない話じゃないか。畜生・犬っころなんぞは、優しくしてくれる人には尾っぽを振って喜んで、意地悪な人に会ったら逃げたり吠えたりするものさ。でも人間に生まれたのなら、良くしてくれる人は言うまでもなく、意地悪な人にも丁寧にすべきだよ。そうすれば意地悪な人も思い直してくれるだろう。もし相手の態度が変わらなくたって、(わけ隔てない人を)神様ホトケサマはいとおしんでくださるってものだ。それを見聞した人も褒めてくれる。この人生で他人に邪険にしたら、来世で他人から邪険にされて、悪い因縁が尽きることはない。過去世の悪い業を受けても、さらに悪業を作らないように、意地悪な人にも丁寧に接することさ。他人が良くしてくれた時は自分の前世の功徳を喜べばいい。他人に意地悪されたら自分が前世で犯した悪事をうらめばいいのさ。
(海舟座談風にテキトー訳)

Mさんから若かりし頃描いたというマンガ単行本を献本していただいた。15:00から文京シビックホールの下見。18:30からスマナサーラ長老の月例講演会『自由にならない「集中力」の不思議〜幸福のための「精神統一」鍛錬法〜」(国立オリンピック記念青少年総合センター)を聴講&PC助手。講義の目次は以下のとおり。禅定に興味持ってる人は多いし、この講義も加筆して新書化してもらったらいいんじゃないかな。

  • 集中力は「善い」ことです
  • 「自由」にならない理由 (世間は集中力について厳密に学ばない)
  • 集中力について詳細に学ぶ(意味)
  • 先天的にある集中力 (生命を維持する基本的な力)
  • 感情と集中力
  • 先天的感情 (貪瞋痴)
  • 感情的集中力の問題 (長期的には悪結果)
  • 邪定・micchaa samaadhi
  • 善い感情とは? (不貪・不瞋・不痴)
  • 必要でしょうか、集中力は? (成長のエネルギー資源 )
  • 成長しないと、退化する、堕落する
  • 集中力の秘密
  • 喜 (解脱・無執着への挑戦過程で現れるもの)
  • 楽しみ・嬉 (「楽しみを見つける」工夫)
  • 「楽しみ」は脳の栄養
  • 楽しみの度合 (楽 の効用)
  • 楽しみの度合 (五欲から離れる)
  • 楽しみの度合(第一禅定〜第三禅定)
  • 喜びから冷静へ (第四の禅定 )
  • 方法(1)(こころがけ)
  • 方法(2)理性 (理性を育てる)
  • 方法(3)瞑想 (仏教的な瞑想のススメ)

代々木八幡で家内と待ち合わせて冷菜つけ麺 凛・凛で温菜つけ麺食べた。夜食あげついで、寺猫をはみはみしてから銭湯経由で帰宅。

〜生きとし生けるものが幸せでありますように〜