アビダンマ/道理の中にひが事あり。

出版企画の打ち合わせなど。夕方からスマナサーラ長老と『ブッダの実践心理学4』(アビダンマ講義)の原稿作成。全体の51%くらいまで進んだ。

北条重時『極楽寺殿御消息』十五条まで書写。

心に残ったくだり。

13条 道理の中にひが事あり。

一、道理の中にひが事がある。またひが事のなかにも道理がある。これをよくよく心得ておくがいい。道理の中のひが事っていうのは、トラブルが起きた時に、いかにも自分に道理があるが、しかしそれを主張したからって人生を棒に振るほどじゃなくて、かえって相手はそれで人生を棒に振っちまうような場合、自分の道理をごり押しすることさ。これを道理の中のひが事と言うのだ。また、ひが事のなかの道理って言うのは、人が何かしくじって、それが発覚したら命をなくすような事態になったとしたら、たとえそいつの行いが理屈に合わなかったとしても、あえて表ざたにしないで、そいつを助けてやることさ。これをひが事の中の道理と言うのだ。こんなふうに心得て、世の中も、下々の連中も助けてやるならば、それを見聞した連中が、思いを寄せてくれるだろう。また、助けてやった連中はどれだけ感謝して喜ぶだろう。まぁ、もし周りも慕わず、助けた連中からも感謝されなくったっていいさ。神様ホトケサマが愛おしいんで、生きている間は護ってくださるだろうし、あの世でも助けてくれるだろうさ。

(海舟座談風にテキトー訳)

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