毒舌・仏教入門

パティパダーのスケジュール欄を中心に細かいテキスト作成で一日終わる。ふぅ。

食事ついで笹塚のビデオ屋兼古書店で今東光の『毒舌・仏教入門』を買った。昭和50年8月21日から五日間、大津の東南寺で行われた「戸津説法」の記録。天台宗ではけっこう由緒ある法座らしい。まぁはっきり言って思い出話と自慢話と天台宗マメ知識を織り交ぜたとりとめのない漫談の羅列である。編集者が苦労して付けた小見出しもなんだか外してる。いい加減じじいだし、しゃーないわ。それでもクリシュナムルティの著作を初めて日本に紹介した父・武平(神智学徒で星の教団メンバー)の剛毅な逸話とか、桁外れのインテリ女だった母との確執とか、若い頃住職をした河内のボロ寺(天台院)の先々々代住職が山伏くずれの文盲で大人の戒名に「童子」とつけて平然としてた話とか(「河内には、そんなおっさんがおったんや。」でまとめてる。戒名を受けた檀家ももちろん文盲だろう)いくつか面白い記述もあった。原作映画を含めて、今東光ちょっと掘り下げたくなった。

毒舌・仏教入門 (集英社文庫)

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現代の「毒舌坊主」といえば……やっぱスマナサーラ長老かな?

悪名 DVD-BOX・第一巻

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これ気になる。勝新だし。

河内カルメン [DVD]

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これも気になるな。清順だし。

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