聖☆おにいさん/数学的思考/我是信佛的

聖☆おにいさん(1) (モーニングKC)

聖☆おにいさん(1) (モーニングKC)

中村光の『聖☆おにいさん』(1)読んだ。ブッダとイエスの“最聖コンビ”が東京の立川でアパートをシェアし、下界でのバカンスを過ごしていた……とゆー膝カックン設定のギャグコメディ。ふたりで市民プール行ったり、ディズニーランド行ったり、浅草寺の門前でお買い物したり、神社のお祭りで神輿を担いだりします。イエスは新選組のコスプレに凝っていたり、なにげにアルファブロガー(笑)だったり、ブッダも手塚治虫の『ブッダ』にはまって自分でも寒い四コマを描いたりします。二人ともmixi入ってます。作者の仏教&キリスト教知識はとうぜん中途半端。かつそのことに自覚的なため、ストーリーからは決してやり過ぎない「おずおず感」が漂ってきてて、でもしっかりお笑いはやっている。敬虔な仏教徒でも、目くじら立てるまでもなく、けっこう微笑ましく読めると思う。クリスチャンは知らんけど。第2巻はクリスマス&年越しのエピソードが繰り広げられるらしい。また読んでしまいそう……。

数学的思考法―説明力を鍛えるヒント  講談社現代新書

数学的思考法―説明力を鍛えるヒント 講談社現代新書

芳沢光雄『数学的思考法―説明力を鍛えるヒント』著者の仰せの通り、ぱら読みする。予想に反して、「数学的思考法を身につけなくちゃ」という焦燥感に駆られるような内容ではなかった。ちょっと拍子抜け。よく解るし納得できることばかりだった。むしろ、自分がいつもしている考え方がけっこう「数学的思考」に近いのだな、という気づきがあった。数学をやってなくても、何か(まぁ、仏教の勉強かな?)でそれを補ってきたのだろう。何にしても、なんとか「使える」ところまで勉強すれば、一定の普遍性が具わってくるのではないか。それは当然「論理的」なわけで。

ちなみに昨日紹介した佐藤優『国家論』によれば、マルクスは数学がからきしダメ(当時のユダヤ中流家庭の教育方針のため)で、『資本論』は「=(イコール)」の使い方が変だし、計算間違いも多い。そもそも、ぜんぶ足し算引き算掛け算割り算だけで説明していたそうな。でも21世紀になったって、そのレベルで充分経済誌のウソくらいは見破れるんだから、世の中ってなんだかね。

DIAMOND ONLINE ビジネスマンのための中国経済事情の読み方2008年01月24日 高田勝巳(アクアビジネスコンサルティング代表取締役)

刹那的拝金主義の反動か? ヨガ、仏教にハマる中国の新・エリート層

RSSリーダーでたまたま引っかかった記事。中国語では「私は仏教徒です」を「我是信仏的」というそうだ。試しに「我是信的」で検索するとけっこうヒットした。いつか中国に行ったら、筆談ででも使ってみようかな。


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