佐藤優/島田和己

朝までに仕事を終えて、コタツで寝たり起きたりしつつ溜まっていた本をつらつら読む。

国家論―日本社会をどう強化するか (NHKブックス)

国家論―日本社会をどう強化するか (NHKブックス)

佐藤優『国家論―日本社会をどう強化するか』読了。神学とマルクスを触媒に国家と社会の関係についてのサトユウ節が炸裂。よくもわるくもはったりきいてる。特にカール・バルトの神学について解説した章は興味深かった(キリスト教って疲れる教えだなぁ……)。バルトの神学といちばん親和性が高いのは「アルカイダが奉じるイスラム・ハンバリー派の神学」だと指摘にはホエーッと。でも日本仏教、ではないが日本仏教学も、けっこうバルト神学の影響受けているんじゃなかろうか(西田哲学とリンクするんだから当たり前か)。今後の検討課題としておく。

日本の10大新宗教 (幻冬舎新書)

日本の10大新宗教 (幻冬舎新書)

島田裕巳『日本の10大新宗教』読了。最近の手堅い仕事ぶりはたいしたものだ。新宗教の何人かの教祖に通じる神秘体験、お腹のあたりに「神」やら「光」やらを感じて観音様やら何やらが見えてくる……って、そんなことを口走って、姿が見えなくなった人もいたような(苦笑)。

ブッダの幸福論 (ちくまプリマー新書)

ブッダの幸福論 (ちくまプリマー新書)

スマナサーラ長老の『ブッダの幸福論』(ちくまプリマー新書amazon.co.jpで予約受付中。いい本ですよ。

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〜生きとし生けるものが幸せでありますように〜