熊野おっさんスピリチュアルツアー

  • 19日はスマナサーラ長老の講演&冥想の会『名古屋初期仏教デー』(日本ガイシフォーラムにて)とその前の東海ダンマサークルに出席するため名古屋へ。東海の集いは着実にいい感じに前進している。ウ・コーサッラ西澤師を迎えての勉強会も併せると、関西並みの密度になりつつある。スマナサーラ長老の講演(Q&A)内容は水曜日のDhammacastにて紹介予定。
  • 19日は松坂に泊まって20日のオフは早朝から新宮へ。伊勢とどっちにお参りしようか迷ったけど、熊野は本宮しか行ったことなかったので、「行かねば」という気持ちがムラムラと。真っ暗闇を走る始発電車に落語を聴きながら3時間半も揺られて午前9時前に新宮駅に着く。ちゃっちい徐福公園を一瞥してから阿須賀神社にお参りしたところで、「ああ、来て良かったなぁ」と多幸感に包まれる。続いて熊野三社のひとつ熊野速玉大社に詣でると、境内にご神木が……。


梛です。

  • 熊野神社の神木はナギ(梛)とゆう。最近、出家したときの名前にちなんで「ナギさん」呼ばわりされていたが、まさか熊野の神とご縁があったとは知らなんだ。これからは簡略署名は「那」のかわりに「梛」にしよっと。熊野の神様はいまだに神仏習合の雰囲気が濃くて、堂々と「熊野大権現」を名乗っている。歴史的にも一遍上人に神託下したり(本宮)、仏教とご縁が深いからね。速玉大社でも、熊野比丘尼のかわりに神主さんが熊野曼荼羅を絵解きしていた。


「心」の大切さを説くのです。

  • 神倉神社の石段では御燈祭の準備でおっさんたちが掃き掃除中。熊野修験の秘所(秘密の行場)だったとゆう浮島の森で管理人のおばちゃんと語らう。大逆事件受難者記念碑(大石誠之助は新宮の人)にお参りしてから、バスに飛び乗り那智山に向かった。


石段でもくらえ!って感じです。(神倉神社)


孝行娘が蛇に呑まれたとゆー、悪夢に出てきそうな穴です。(浮島の森)

  • 那智山といえば、一の瀧。こりゃこりゃ文句なしに爽快だ。スカッとする。熊野那智大社青岸渡寺の参堂では南天の箸がやたら安売りされていて(一膳50円と言われた)、あまり安すぎて買う気が失せた。代わりに那智黒とか飴ばっかり買った。黒い碁石に黒い飴、もちろん黒い八咫烏……「黒」好きのところも、熊野と気が合うんだよな。


瀧ですわいな。


おなじみ、瀧と塔です(青岸渡寺)。

  • 紀伊勝浦までバスで戻ってマグロ丼食って、港を眺めながらしばし足湯。東京に帰る終電(17:12分の特急)で帰路に就いた。


無料の公共足湯。最近、流行ってるのでしょうか?

  • とゆーわけで、熊野おっさんひとりスピリチュアルツアーおしまい。あー生き返ったぜ。皆も時間作って行くといいよ。熊野が好きな人とは友達になれそうな気がするな。


いまの気持ちはこんな感じです。

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