氷川清話

引き続き来年出る新書の校正など。今週はいまのところ、エアーポケットに入ったように静かだ。

TWINBIRD 精米御膳 家庭用コンパクト精米機 ホワイト MR-D720W

精舎に玄米を60キロ！もお布施いただいたので、家庭用精米機を購入した。

氷川清話 (講談社学術文庫)

笹塚まで散歩のついでに購入。海舟の『氷川清話』講談社学術文庫版。これが決定版らしい。ずーっと以前、他社の文庫本でパラパラ読んで面白なくて投げ出したんだが、なるほど原著の編者（吉本襄）が元の話をかなり改竄していたわけね。赤貧時代の海舟を援助した北海道の商人、渋谷利右衛門のエピソードが泣かせる。若き日の参禅体験も興味深い。幾度となく暗殺の危険に遭いながらも刀を抜かず、生涯、決して人を斬らなかったことを自慢しているのもすごい。見上げた男だ。幕末明治の政治家の中で、彼ほど「正念正知」という言葉が似合う人物はいないだろうな。

〜生きとし生けるものが幸せでありますように〜