かやの木会館&スリランカフェスティバル

今年は代々木公園のスリランカフェスティバル2007と協会の講演会・冥想会がバッティングしたので、皆さん手分けして2箇所で行事。
僕は蔵前かやの木会館のスマナサーラ長老月例講演会『カッコ良さ」の秘訣と条件』へ。以下当日資料より。

前書き

  • 「カッコイイ人」と言ったら、あなたはどんな人を思い浮かべるでしょうか?
  • 身のこなしが颯爽としていて、粋なファッションセンスがあり、頭脳も鋭くてテキパキと仕事をこなして行く。
  • 博学で、世の中の動きや常識を熟知しており、芸術を理解する感性を持っている。
  • ユーモアの才能もあり、周囲の人々に気配りできるやさしさも身につけている。
  • 俗世間の一般の感覚ならば、こんなイメージに落ち着きそうですね。
  • しかし、これが「カッコイイ」人でしょうか?
  • 我々皆、簡単にそのようになれるのでしょうか?
  • しかし、人生は神話のようにいかないのです。
  • Cindarellaにも王子様もなれないのです。
  • しかし、一回限りのこの人生を失敗で終わってはならない。
  • 自分なりに、充実感を感じて生きていきたい。
  • 後悔することになる人生は避けたい。
  • 生きる目的をはっきりしたい。
  • また、その方法は実行できる現実的なものでなくてはならないのです。

仏陀に説かれる「カッコイイ」人とは?
腐る肉体で人を評価するのではなく、輝くこころの状態で人を評価するのです。

帝釈天が説いた「sappurisa善人・カッコイイ人」の七か条

  1. 両親を養う   
  2. 目上の人々を尊重する
  3. 優しい言葉使い
  4. 噂はしない
  5. 欲張らない。皆と分かち合う。布施
  6. 真実を語る
  7. 怒りに打ち勝つ

釈尊が説かれた社会に貢献する項目は四つ

  1. 施し
  2. 愛語
  3. 有意義な生き方(利他)
  4. 平等

生命を管理するもの→慚(hiri)愧(ottappa)

  • 二つの善いことがらがこの世を管理している。その二つのことがらとは、慚と愧である。…この二つがなければ、母も父も、叔父も、兄弟、師匠なども成り立たなくなる。世界は山羊、羊、犬、猫の間柄のようになる。(A.I.151)

最高に「カッコイイ」と言えるのは自己制御できることです。
これが、出来る人はいかなる場合でも誘惑に負けることなく、帝王のように生きられる。

  1. 悪を恥じる。(慚-hiri)
  2. 悪を怖がる。(愧-ottappa)

などなどのお話。詳しいメモは、hohiのPali語学習・作業記録 2007/05/27に掲載されてます。

スリフェスでは、ダンマーサナの酒主さん考案のシンハラ文字写経が大好評。
来賓の安部昭恵さん(首相夫人)がブースに来たらしい。
27日(日)は僕も代々木公園の方を担当する予定。