アビダンマ3巻賛歌


アビダンマ講義シリーズ〈第3巻〉心所(心の中身)の分析―ブッダの実践心理学

アビダンマ講義シリーズ〈第3巻〉心所(心の中身)の分析―ブッダの実践心理学

マニカナエム先生が『ブッダの実践心理学』3巻を大プッシュしてくださっている。

大乗仏教の「捨身飼虎」のジャータカを
批判しているところ
ウフフ、と、思いながら読みました。

テーラワーダ仏教の同じような菩薩のジャータカを
とりあげて、心所の問題に絡めて説いています。

そして
正しい道徳を説くのは、
「こちらのテーラワーダのジャータカの方」
としています。

詳しい話は省くけど
なるほどなぁ、と思って、拝読しました。

この大乗仏教批判は
とてもおもしろいです。
ここに、部派の特徴がよく表れているからです。
(批判はけっこう的を射ています、
うまいなぁと感心しています。)

しかし、また

大乗からも
反論できなくはなさそうな気がします。
大乗仏教の特徴を前面に出すと
まあ、それなりに納得の答えが出そうです。

何か、
スマナサーラ長老さま・藤本氏の論を立てる上での
緻密な計算が
ちょっと見えて、ウフフと言いたくなるのです。

大乗側の反論を期待してるんじゃないかって
思うのですよ。
大乗にも、花もたせてやりましょ、みたいなね。
しっかりしろ、大乗、ってところかなぁ。。わたしの想像ですけど。

このへん、楽しんで読んでくださったことが伝わってきて、幸せな気分になった。

  • 仏教ブログのランキング:にほんブログ村 哲学ブログ 仏教へに投票する。

〜生きとしいけるものが幸せでありますように〜