アビダンマ3巻賛歌
アビダンマ講義シリーズ〈第3巻〉心所(心の中身)の分析―ブッダの実践心理学
- 作者: アルボムッレスマナサーラ,藤本晃,Alubomulle Sumanasara
- 出版社/メーカー: サンガ
- 発売日: 2007/04/01
- メディア: 単行本
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マニカナエム先生が『ブッダの実践心理学』3巻を大プッシュしてくださっている。
大乗仏教の「捨身飼虎」のジャータカを
批判しているところ
ウフフ、と、思いながら読みました。テーラワーダ仏教の同じような菩薩のジャータカを
とりあげて、心所の問題に絡めて説いています。そして
正しい道徳を説くのは、
「こちらのテーラワーダのジャータカの方」
としています。詳しい話は省くけど
なるほどなぁ、と思って、拝読しました。この大乗仏教批判は
とてもおもしろいです。
ここに、部派の特徴がよく表れているからです。
(批判はけっこう的を射ています、
うまいなぁと感心しています。)しかし、また
大乗からも
反論できなくはなさそうな気がします。
大乗仏教の特徴を前面に出すと
まあ、それなりに納得の答えが出そうです。何か、
スマナサーラ長老さま・藤本氏の論を立てる上での
緻密な計算が
ちょっと見えて、ウフフと言いたくなるのです。大乗側の反論を期待してるんじゃないかって
思うのですよ。
大乗にも、花もたせてやりましょ、みたいなね。
しっかりしろ、大乗、ってところかなぁ。。わたしの想像ですけど。
このへん、楽しんで読んでくださったことが伝わってきて、幸せな気分になった。
〜生きとしいけるものが幸せでありますように〜