スピリチュアリストの弁明

風の強い日。猫のソファーになって過ごす。江原啓之と嵐の出てるフジTVスピリチュアル番組を途中からつらつら眺めていたら、「来世とか輪廻とか言ってるから子供が安易に自殺するんだ」とかゆー、宮崎哲弥あたりの言いがかりに対して、江原氏がバシッと反論していた。うろ覚えだが、問題行動をする子供の「どうせ死ぬから。死んだら終わりだ」という思考のほうがよほど怖い。やけっぱちになって自分の行為に責任を持たなってしまう、云々というコメントだったと思う。江原氏についての評価はともかく(真理を語っているか否かという点では否定的だが、日本社会において果たしている役割はあながち否定しない)、反論としては見事だ。

かつて、心霊現象やら死後の世界を語るタレントとゆーのは、それらに批判的な立場の人々に比べると明らかに語彙が少なく、垢抜けておらず、インテリジェンスにも欠けていたように思う。しかし江原氏あたりから、その辺の力関係が変わってきているのではないか。江原啓之宮崎哲弥が直接バトルをすることはないかもしれないが、知識人がデータに基づかない理不尽なレッテル張り(ジャーゴンによる悪魔祓い)をすれば、相手がまともな言葉を失って(自分の蛸壺に)引き下がる、とゆーパターンはこの分野においても、もう通用しないだろう。知識人はその真価が問われている。

小さな奇跡

小さな奇跡

ところで、江原啓之茂木健一郎と葉加瀬太郎って並べるとモーフィングできそう。

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〜生きとし生けるものが幸せでありますように〜